素人でも頑張れば作れる失敗しないコツとポイントを抑えたウェディングケーキの作り方

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今回は素人でも頑張ればできる

ウェディングケーキの作り方をマニュアルとして記事にしました。

あくまでスタンダードなケーキの話ですけどね。

ほかのケーキはちょっとテクニックがいるので別記事で紹介させてください

これは以前働いていた会社の系列店で、

素人に作ってもらうために作成したウェディングケーキマニュアルを

ブログ風にリライトしたものです。

 

当時、私が作ることができればよかったんですが、なんせ人で不足の業界。

なのに会社は店ばっかり増やすからこうなるんですよね。

 

経験者が作るほど人手が足りているわけではありません。

 

私も事、デザートに関しては独学です。

ですが、いずれこんなマニュアルは必要でないかと思い、

誰かに教えるときや、作るときの目安になればうれしく思います。

 

 

私もそんなに上手ではないですが、ある程度なら作れます。

独学ですがコツとポイントは抑えてるつもりです。

 

今回はそれも合わせてお伝えしていきます。

主に二次会レベルのウェディングケーキですが、

出来上がりが画像にようになります。

 

 

一段の場合は40名様分でそれ以上は二段重ねで

ウェディングケーキを作ります。

こんな感じに。。。

 

 

こんな風に。。。

 

 

文字はへたくそですみません(笑)

今回はこれを作れるようにしていくための手順と、

コツとポイントをお伝えしていきます。

素人向けなので、難しいテクニックは必要ではありません。

 

ウェディングケーキの原価

 

食材の使用目安(1台分)一段重ね ¥2,476

人数の目安40名

※二段重ねは1.5倍です。

  • スポンジシート 1枚400円 ×2=800円
  • 生クリーム 本/880 ×1=880円
  • フルーツカクテル 缶/1000 ÷3=333円
  • 季節のフルーツ Kg/ 400位
  • グレナデンシロップ 本/510 ÷8=63円
  • その他使う食材によって変動あり

 

ケーキを上手に作るコツ

 

ケーキを上手に作るコツは

  1. 生クリームの扱い
  2. フルーツの切り方
  3. 出来を左右するデコレーション

 

この3つが見栄えよく上手に作っていくコツです

 

生クリームの扱い

 

生クリームの硬さ

 

生クリームの硬さなんですが、これは2種類の硬さを用意する必要があります。

 

  • スポンジに塗る生クリームの硬さ
  • デコレーション用の硬さ

 

スポンジに塗るときの硬さは6分から7分立て、

デコレーション用では8分から9分立てが理想的です。

硬さの目安は以下の動画から見てみましょう。

 

 

 

動画の様に生クリームを立てていきましょう。

また生クリームを入れるボウルはしっかり冷やして立てていきます。

 

ボウルがぬるいと生クリームを立てるのに時間がかかってしまいます。

そして立てた生クリームは時間がたつにつれて、状態が悪くなってしまいます。

 

速やかに生クリームを立てることがケーキをきれいに仕上げるコツでもあります。

 

生クリームの塗り方

 

生クリームの塗り方なんですが、何度も何度も修正すると

生クリーム立ってしまい口当たりが重くなってしまいます。

なるべくなら何度も修正しないようにするのがおいしくするコツです。

参考動画を貼り付けておきます。

 

 

 

補足説明

動画は丸のケーキを作っていますが、

四角いケーキに生クリームを塗るほうが難しいです。

 

フルーツの切り方飾り切りする

 

断面をきれいに切る

 

フルーツを切るときはなるべく一発で切ります。

何回かに分けて切ると切り口の断面が綺麗にならないため

勇気をもって一発で切りたいところです。

そのため、切れるナイフで切りましょう

 

いろいろな切り方をする

 

フルーツはいろいろな切り方があります。

輪切り、くし切り、縦切り、etc。。。

いろいろな切り方でデコレーションの表現ができます

 

使えるものは使う

 

フルーツの皮も飾りで使えます。

フルーツの皮もいろいろな切りがあります。

 

今では動画でいろいろな切り方を紹介しているものもあるので、

参考にしてみるのもよいでしょう。

 

 

 

出来を左右するデコレーション

 

色が映えるように盛り付ける

 

ケーキは一枚の白い紙として考えて、あなたの自由に盛り付けることができます。

しかし、あまり色をちりばめてしまうと、かえって統一感のないデコレーションになってしまうので

色を主張させる必要があります

 

色が映えるようにするには色の主張がないといけません。

色の主張がないとケーキ全体がぼやけてしまいます。

 

なので色の主張をするときは、同じ色のものをまとめて置くことで、全体が引き締まって見えていきます

そうすると綺麗なデコレーションになるようになります。

 

一発で置く

 

デコレーションをするときは、ここだと決めたら一発で置くのがベストです。

なぜなら、何度もやり直していくと、置いた跡が形として残るため、

見栄えがよくありません。

 

また心の迷いがケーキのデコレーションに出てきます。

迷いが出ると時間もかかってしまうため、ケーキの生クリームもダレていきます。

ここだと決めたら迷わずに置いていきましょう。

 

ほかのパーツを使う

 

ここでウェディングケーキで使ったパーツを紹介します。

アマレッティ

 

 

アマレッティとは

マカロンの原型で 通常のクッキーよりも食感が軽いメレンゲ菓子の一種であり、

小麦粉の代わりにアーモンド・プードル(アーモンド・パウダー)を使った焼菓子です。

 

食用花

これがあるとウェディングケーキらしくなります。

使用しているのはバラです。

 

ミント

デコレーションでよく使われるミントです。

食べる人は少ないですが、

ポイントでおくとほかのデコレーションが映えていきます。

 

 

 

ケーキを上手に作るポイント

 

ケーキを上手に作ポイントは4つです

 

  1. 生クリームは室温に左右される
  2. 間に挟むフルーツは平らになれば問題ない
  3. 側面はある程度雑でも構わない→修正できるため
  4. 表面はきれいに仕上げる

 

それぞれ説明をしていきましょう。

 

生クリームは室温に左右される

 

生クリームは温度によってすごく左右されます。

室温が高いと立てるのに時間がかかるばかりか、脂肪分と乳清が分離しやすくなります

また、スポンジに塗るときにも室温によって左右されます

 

生クリームを立てる時とスポンジに塗るときは速やかに作業をする必要があります

一度分離してしまうと、もとに状態に戻すのはテクニックが入ります。

できればそんなテクニックは使わないほうがいいです。

 

素人にとって失敗を起こす環境や状況を少しでも減らしておく事が必要です。

 

間に挟むフルーツは平らになれば問題ない

 

スポンジとスポンジの間に挟むフルーツは

場合によってはそんなに神経質にならなくても結構です。

画像のように結果的に平らになれば問題ありません。

フルーツをのせて生クリームを塗ってきます。

 

 

そしてスポンジを重ねて少しプレスして

くっつけるようなイメージで生地と生地を重ねていきます。

 

 

少しプレスしないといけない理由は、切り分けた時に影響するからです。

プレスしないと、間と間に隙間ができます。

隙間ができると切った時に不安定させます。

切り分けた時の安定感を出すため、平らにし、プレスすることが大切なポイントです。

 

補足説明

画像はいろんなフルーツを入れていますが、イチゴなど使うときは

同じ断面の向きを揃えておくと、切った時の断面が綺麗に映えますので、

向きを揃えておいたほうがいいです。

 

側面はある程度雑でも構わない→修正できるため

 

画像のように側面はきれいに塗れていなくても修正はできます。

 

 

なぜなら塗れていないところは、後から生クリームでデコレーションすれば隠せるからです。

 

 

こんな感じに。。。

 

 

なので側面はそんなに神経質にならなくても大丈夫です。

 

表面はきれいに仕上げる

 

側面は後から生クリームで隠せるとして表面はそうもいきません。

綺麗にしていくポイントはなるべく一気に塗っていきます。

塗っていく角度を決めてパレットナイフを一気に滑らしながら塗っていくイメージです。

また滑らせる方向も決めておきます。

 

よい例

右から左へ

右から左へ

これがベストです。

 

悪い例

右から左へ

左から右へ

これは断面が綺麗になりません。

また生クリームが立ってしまい、固くなってしまう原因になってしまいます。

 

何度もやっていると、生クリームが立ってしまいます。

立ってしまうと口当たりが悪くなってしまいますので、

修正していくテクニックが必要になってきます。

修正していくテクニックは

パレットナイフを温めて塗り直すことで

表面が綺麗に仕上がります。

生クリームが熱で溶ける作用を利用して

表面をきれいにすることができます

このことを覚えておくといいでしょう。

こんなふうに。。。

塗っていきましょう。

 

これくらいで大丈夫です。

表面は後からデコレーションをきれいにしていけば、何の問題もありません。

 

ウェディングケーキの作成手順

 

で実際にウェディングケーキを作っていくうえでの手順を説明していきましょう。

  1. ケーキで使うものを用意する
  2. 生クリームを立てる
  3. スポンジに生クリームを塗る
  4. フルーツをのせて平らにする
  5. 生クリームを塗る
  6. スポンジを重ねる
  7. 少しプレスする
  8. 生クリームを塗っていく
  9. 余った生クリームをしっかりと立てる
  10. 側面にでデコレ用の生クリームをデコレしていく
  11. フルーツや用意したパーツをデコレしていく
  12. チョコレートを溶かす
  13. 紙コルネを作る
  14. 紙コルネにチョコレートを流す
  15. ケーキに名前を書いていく。
  16. 完成!

 

この様な手順です。

少し工程が多いですが、頑張ってみましょう。

では早速作っていきましょう。

 

ケーキで使うものを用意する

 

ケーキをのせる台

 

 

スポンジシート

スポンジ(ジェノワーズ)は焼いてもいいのですが、

素人には難しいので既製品のスポンジシートを使用しています。

 

 

 

補足説明

ジェノワーズの由来は?

「カスティーリャ・ボーロ」は、カスティーリャ王国というスペインの国名から来ています。

それがカステラの由来で世界各地に伝わったのですが

イタリアのジェノバにも伝わりジェノワーズと呼ばれるようになったそうです。

 

 

生クリーム

 

 

※生クリームの脂肪分は35%を使用していますが、

それ以上になると価格も高くなってくるし、口当たりも重たくなってしまうので

ここでは35%を使用しています。

これは好みで変えてもいいでしょう。

 

グラニュー糖

 

私は生クリーム1本につき100gのグラニュー糖を入れています。

ここは味の好みで変えていきましょう。

 

 

 

補足説明

生クリームと砂糖の配合のバランスですが、

仮に生クリームを立てすぎてしまった場合、砂糖の量が少ないと、生クリームの重たさが際立っていきます。

また生クリームがゆるく砂糖が多い場合は甘味が際立ってしまいます。

出来上がりのイメージをしたうえで生クリームの硬さと砂糖を入れる配合を変えていきましょう。

 

フルーツを用意する

ここでは原価を抑えるために缶詰めを使用しています。

もちろん、価格やお客様の希望によって中身を変えることもできます。

 

 

 

その他使用するものを準備していく

  • アマレッティ
  • デコレ用フルーツ
  • リボン
  • ミント
  • 粉糖など

 

生クリームを立てる

 

生クリームを立てていきます。

 

 

一本(1リットル)の生クリームを立てるには手ではしんどいので、

せめてハンドミキサーを使いましょう。

 

立てて行く時間は室温にもよりますし、季節によって変わっていきますが、

概ね4分から4分30秒くらいを目安とします。

生クリームの状態を見ながら立ててちきましょう。

 

 

※立てる時間は室温、季節、量によって変わる

 

スポンジに生クリームを塗る

 

生クリームを立てることができたら次はスポンジに生クリームを塗っていきます。

初めにガバッとのせてから、ならしていきます。

 

 

量が少ないときは足せばいいし、多いと思ったら取ればいいので、

後からコントロールしましょう。

 

フルーツをのせて平らにする

 

生クリームを塗れたらフルーツを画像のように載せます

 

画像はフルーツ缶を使用しています。

しっかり水分は取っておきましょう。

載せたら生クリームをのせて画像のように

パレットナイフでキレイに馴らしていきます

 

 

ここで注意してほしいのが四隅までちゃんと

フルーツと生クリームがいきわたるようにしましょう。

切り分けるときに影響してしまうためです。

この時、生クリームがスポンジからはみ出ても問題ありません。

後で拭いてあげましょう

 

スポンジを重ね少しプレスする

 

ここまでできたらスポンジを重ね、少しプレスして重ねた生地を安定させましょう。

 

 

手でプレスするのは衛生上よくないのでラップをかけてプレスしましょう

麺棒などあれば回転させながらプレスしていきます。

 

 

アンビベは必要?

 

私は、二次会のケーキに関してはアンビベはしません。

なぜならフルーツ缶である程度の保湿が期待できるからです。

また、時と場合によってお客様のニーズが異なるためリキュール類は使いません。

車で帰る人もいれば、子供もいるかもしれないからです。

お客様の要望であれば対応します。

アンビベとは?

ケーキのスポンジなどに風味と適度の湿り気を与えるために、

シロップなどをしみこませることです。

 

生クリームを塗っていく

 

生クリームを塗っていくのは先ほどの動画を参考にしていきましょう。

 

余った生クリームをしっかりと立てる

 

ここで余った生クリームを8分から9分立てにしていきます。

画像はグレナデンシロップを入れて少しピンク色にしていきます。

 

 

※グレナデンシロップの色は様子見でお好みで入れていきます。

画像のようにしっかりと生クリームは立てていきましょう。

 

 

ではこれを絞り袋に入れます。

 

 

この様に入れるのですが、効率のよい入れ方があります。

それは一度ラップに入れることで、差し替えを簡単にするやり方です。

 

 

このように準備しておくと差し替えが楽になります。

 

側面にでデコレ用の生クリームをデコレしていく

 

画像のようにピンクの生クリームを絞っていきます。

 

 

 

コツは絞るラインを決め、生クリームを一定の力で押しながら、

ぐるぐると回しながら絞っていくイメージでやっていきます。

一定のスピードで絞らないと絞り口がガタガタになってしまいますので

ある程度の勇気が必要です。

もしもその勇気がなければ、何度か練習して絞っていきましょう。

この作業は修正できませんからね。

大切な作業です!!

こんな感じにできればOKです。

 

 

フルーツや用意したパーツをデコレしていく

 

使ってるフルーツは2種類だけですが

切り方や置いていく角度で画像のように表現ができます

 

 

あまりちりばめると、全体の色合いがぼけてしまうので、主張させるところはしっかりと

主張させて、散らすところは散らして全体を見ながら盛っていきます。

 

側面もデコレーションをしていきましょう

アマレッティや食用花、ミントをデコレしていきます。

また、出来がよくないところに粉糖を多くかけると隠せます(笑)

この場合は溶けない粉糖を使うといいでしょう。

 

 

後はチョコレートで文字を書いていくだけです。

市販のチョコペンを使用してもいいのですが、

ここでチョコペンの作り方を説明します。

紙で作るコルネ型を作っていきましょう。

 

紙コルネを作る

 

使う材料は家庭でもつかうクッキングシートです。

 

説明をすると長くなるのと少し画像が多いのでアニメーションでみていきましょう。

 

 

この様にして紙コルネを作っていきます。

 

紙コルネにチョコレートを流す

 

できた紙コルネに溶けたチョコレートを流し込んでチョコペンは完成です。

先端をきれいに切って文字を書いていきます。

 

補足説明

先端をきれいに切らないと、きれいな文字は書けないので注意が必要です。

 

ケーキに名前を書いていく。

 

 

完成!

 

この様な流れになります。

 

まとめ

 

ウェディングケーキを作るにはちょっとしたコツとポイントを押さえれば

できてしまうというお話でした。

それと追記しますが

ある程度の練習があれば誰でもこの程度は作れるようになります。

ここでまとめてみましょう

 

コツ

 

  1. 生クリームの扱い
  2. フルーツの切り方
  3. 出来を左右するデコレーション

 

ポイント

 

  1. 生クリームは室温に左右される
  2. 間に挟むフルーツは平らになれば問題ない
  3. 側面はある程度雑でも構わない→修正できるため
  4. 表面はきれいに仕上げる

 

 

練習

 

生クリームを絞る練習

チョコペンでうまく文字をかけるようにする

 

注意点

 

なるべく迅速に仕上げること

そのためには手順よく、盛り付けイメージをもってから作り始める

 

イメージはネットで拾えば画像はいくらでも出てきます

 

以上の4つを要点においてウェディングケーキを作っていけば大丈夫です。

大まかにおいとこんな感じですが、上手に作れるようになるには、コツとポイント

イメージと経験と練習が上達につながっていきます。

素人でも頑張れば作れるようになります。

作る機会があるかどうかは別にして、誰かに教えるときに、少しでも役に立つことができれば

うれしく思います。

では^^

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年3月広島生まれ。「カレー」と「うどん」が好きです。「カレーうどん」はもっと好きです。その昔、スリランカ人と働いて幅広い視野を持てるようになりました。興味のあることは突き詰めてとことんやる傾向にあります。料理人です。主にイタリア料理とフランス料理をしてました。FBとツイッターからの友達申請待ってます