仕事の質を求めるなら質より量が大切です

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仕事の質を高めるには量が重要だというお話をしていきます。

まるで沢山の砂金の中から金塊に変わっていくという感じのお話です。

これは私がメルマガ購読してる出版会社からの内容を、

飲食店向けにリライトしました。

なるほどな!!

と思ったので紹介をさせてください。

 

あなたはプロとしてどんなことを実践していますか?

それをどれくらいのスピードで大量に仕事を実践していき

質の向上に努めていますかって話です。

これはわたし自身にも言える事なので、自戒の念を込めて書いていこうと思ました。

 

ある有名な芸術家の話

 

ピカソって知ってますか?

そう!

あのパブロ・ピカソです。

あなたもご存じの通り世界で最も有名な芸術家のひとりです。

彼の書いた一枚の絵が200億円で落札されたこともある、

とんでもない作品を生み出した人です。

彼の名前と作品は皆さんが知っていると思いますが、

彼は生涯どれだけの作品を作ってきたのかご存知でしょうか?

 

ピカソは92歳まで生きています。

生涯かけて作られた作品の数は14万7800品です!!

結構すごくないですか?

いや!

だいぶ凄いです!!

 

一日あたりどれくらいの作品を作っていたのでしょう?

92歳まで生きたということは日当たりに換算すると

約3万3580日です。

では彼の作った作品14万7800を割ってみましょう。

14万7800÷3万3580=4.401・・・・

とまあ、一日当たり4作品を作っていたことになります。

 

生まれてからすぐに作品を作れるわけではないので、

実際には1日で、もっとたくさんの作品を作っていたのでしょうけどね。

 

とにかく芸術の為に生まれてきたような人ですが

彼の描いた絵画は200億円で落札された作品もあります。

その絵画作品ですが、彼の作った14万7800点もの作品は1つ1つじっくりと

何年かけて作っていたわけではないんですよね。

たくさんの作品を作りまくってきたからこそ、

とんでもない額の作品が生まれたんですよね。

きっと。

(もともと絵画の才能は8歳にして父親を称賛させたほどの才能の持ち主だったとか)

 

これは偶然か必然かわかりませんが、

少なくともこれだけの数の作品があれば、なんとなく納得できてしまいます。

どっちにしても凡人にはたどり着くことはできません

天性のものだと思います。

 

この作品数の数を見ても、そこまでの境地にたどり着くには相

当な情熱がないとできませんし、書くのが好きでないと

こんなに大量の作品をどんどん作ることはできません。

 

凡人の私たちとピカソを比較するのはおかしいけど

質を高めていくには量をこなしていかないと、質は上がらないという話です。

質を上げるには量をこなすことで、見えてくるものもきっとあると思います。

ではここで飲食業に置き換えて考えてみましょう。

 

飲食業に置き換えてみると

 

一概に質を高めるといっても何の質を高めていきますか?

人それぞれあると思います。

ここでいくつか例を挙げてみます。

 

料理の勉強を見てみると

 

料理の勉強方法はいくらでもありますが、自分に合った勉強方法は

あるはずなんですよね。

でも初めはなかなか見つからない。

私も、若いころはどうやって料理の勉強をしていけばいいのかわかりませんでした。

専門であればあるほどです。

 

わからないから勉強方法も見つかるはずもありません。

なぜ見つからないのか?

 

それには理由があったんだと今では気が付くことができます。

 

それは勉強をしないから見つからないのだと私は思います。

見つからないのはなぜかというと、勉強の仕方を知らないからなんですね。

たくさん勉強をすると学習方法も分かっていきます。

ですが勉強をしていかないと、それを見つけることはできません。

勉強をたくさんすれば勉強方法は見つかっていきます。

そして身についていきます。

しかも自分に合った勉強方法です。

 

1)このようにたくさんの勉強をする=量

2)勉強の仕方がわかってくる=改善

3)内容のある勉強方法がわかる=質の向上

4)質の向上が出来ると内容のある勉強方法に行き着く

 

このようなフェーズに変わっていきます。

これは私の経験からです。

 

仕込みの場合

 

では料理をするときの仕込みの場合ではどうでしょうか?

大量に仕込みをするのと少量の仕込では量が違います。

仕込みの量で品質がバラバラだといけませんよね?

大量の仕込では頭を使います。

少量の仕込ではそんなに頭を使いません。

大量の仕込では頭の中を整理して考えながらやっていく必要があります。

つまり段取り力が試されます。

 

またそれを必要とする場所も確保しなくてはいけません。

何から取り掛かればムーズに仕込みがはかどり、

食材にとって一番良いのか考えなければいけません。

しかし少量の仕込みだと、そんな事気にしなくてもいいわけです。

気にしなくていいから仕込みのおける段取り力は上がっていきません。

段取り力が上がってこないということは、仕込みの質が上がってこないということになります。

仕込みの質が上がってくると色んなこと考えながら仕事ができるようになります。

ですが、仕込みの質がそのままだと、もし仮に沢山の仕込みが舞い込んでしまった時に

対応できなくなってしまいます。

対応できないということは、仕込みの段階で品質の低い料理が出来てしまうのも

一目瞭然です。

そもそも少量の仕込みはできて当たり前ですからね。

もしも、今、あなたが少量の仕込みで慣れてしまっていたら改善していく余地があります。

前日に忙しく、仕込んだものがなくなり、当日の仕込みで大量の仕込みをやる羽目になったら

どうでしょうか?

段取り力が試される時です。

対応力が試されます。

 

量を多く仕込むやり方はやっていかないと身につきません。

少量の仕込みばかりやっていると、このような場合は対応できないのです。

 

対応出来ないからといって安易にそのメニューを止めてしまうんでしょうか?

何かしら改善方法はあるんです。

大量の仕込をする店では通用しません。

 

大量の仕込をするにしても少量の仕込をするにしても一定の品質は保たなければいけませんよね?

その為に考えることはあります。

考えることで質の向上は上がっていきます。

 

同じ人間でも仕事が早い人とそうでない人の差は、ここにあります。

どれだけ多くの仕込みをやったかによって、質をコントロールできるようになるんですね。

大量の仕込みをしなくてはいけないに時にいつでも

その技術を引き出せるようにしておくのがプロの仕事です。

その為の準備って大切です。

 

1)大量の仕込=量

2)大量の仕込=改善

3)大量の仕込の中にも最適な調理をしていく=質の向上

4)質の向上に努めることができると、段取り力が上がる

5)段取り力が上がるとどんな時でも対応ができるようになる。

 

これが出来るようになれば営業中、メニューにないものを瞬時で生み出せ、

すぐさま調理に移り、お客様に料理を提供することも可能です。

これはやった者しかわかりません。

段取り力の最高の形です。

量を多くこなさないと生まれてこない技術です。

 

つまり多かろうが少なかろうが、同じ質を求めるには

量ができてからじゃないと同じ質にはたどり着けません。

たどり着けないということは、それ以上はないってことです。

仕込む量によって質が変わるようじゃダメってことです。

またどんな時でも対応できるように心の準備が大切ですよね。

と私は思う。

 

オーダーではどうでしょうか?

 

料理提供をしていく為に質を高めていくには

たくさんのオーダーをこなしていかないと料理の質は上がりません。

趣味でオーダーをこなしていくんなら話は別ですが、

仕事上そんなことはまず、ありえませんよね?

料理を仕事としてやり始めた頃は、なかなかオーダーを捌くことは出来ません。

そこには経験値がないからです。

 

経験値がない状態で大量のオーダーを捌こうとしても上手くこなせるはずはありません。

私も若いころはそうでした。

少量ならできるかもしれませんけど、そんな訳ありませんよね。

 

飲食店はひっきりなしにお客様がやってくる瞬間があります。

そんな時、料理の品質がバラバラだとお客さんが逃げてしまいます。

料理提供においてはいつでも、どんな時でも同じ品質が求められます。

 

たくさんのお客さんが来たから「料理が出せません」では困るし、

品質がバラバラではもっと困ります。

それはプロとしてどうなのかなと思います。

この場合にも量と質の関係があります。

 

たくさんのオーダー=量

たくさんのオーダー=改善

たくさんのオーダー=質が求められる

 

このように量をたくさんこなすことで、質を高めていくのが仕事です。

 

 

こんな話をご存知ですか?

 

品質の定義です。

 

品質の定義とは

品質=作業努力の結果/全体コスト

つまり品質とは全体のコストから作業努力の結果を割った物であると

W・エドワーズ・デミング博士は言っています。

※詳しいことは別記事で書いていきます。

 

全体コストの中に生産効率もコストに入ります。

生産効率とは限られた時間でどれだけのものを生産できるかということです。

この中で時間もコストに入ります。

なので質を高めるには時間コストも視野に入れることが大切です。

仕込みやオーダーをこなしていく仕事では、量をこなしていくことで

段取り力は上がっていきます。

つまり段取り力=生産効率です。

仕事においては生産効率と質を同時に追求していくことが

自然と求められていきます。

仕事は遊びじゃありませんからね。

このように量の中に質があるんですね。

量をこなしていくことで段取り力が上がる

生産効率も上がる

質の向上につながる

 

量によって質は生まれる

 

量をこなしていかないと改善もできません

改善できるサンプルが少ないと質の向上もできません。

すなわち量の中に最善な答えがあると思います。

その答えとは言うまでもなく求めていく質です。

質だけ求めていても一向に改善の余地はありません

サンプルが少なすぎるからです。

また質ばかり求めていては、全体のコストから作業努力の結果において

品質の内容が問われます。

質を否定しているわけではありません。

しかし時間という限られたなかで生産効率を高めていくには、

それなりの量をこなしていかないと質は見えていきません。

そして質を求めるのは時間がかかるということです。

考え方は車のモデルチェンジと同じです。

質からは量は生まれません。

そして経験は量から生まれるものです。

つまり質は量を凌駕しないということです。

フェラーリが大量生産できない理由はそこにあるからです。

フェラーリは値段が高いですよね。

なぜ値段が高いかというとそこには質があるからです。

またエジソンはこんなこと言っています。

I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.

私は失敗をしたことがない。ただ、1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。

 

そして彼もまた沢山のサンプルによって質を生み出したわけです。

 

量をこなし改善していくことで質は向上する

 

料理の勉強においても、仕込のおいても、オーダーにおいても、どんな時でも

量が質を生みます。

そこには経験があり、改善という意識があれば質の向上はできます。

それは過去の偉人から学ぶことができます。

 

まとめ

 

質の向上といいながらも量をこなせてからの話だと思うんです。

だって量をこなしている経験がないと、急に大量の仕事が舞い込んできたときに

それに対応できないでしょ。

対応ができないと質の悪いものばかり生産してしまいます。

それだと自分の能力が疑われる。と私は思います。

少量でできて当たり前。

大量の仕事でできて当たり前にするには、それなりの経験が必要です。

経験を積んでいくには量が必要だってことです。

その中から質は生まれるんですからね。

このように

量から改善ができる→改善から質の向上ができる

量から経験ができる→経験からどのように質を向上させるか考えることができる

と言うように量からしか質は生まれてこないということになります。

このようにまとめることが出来ます。

あなたはいかがでしょうか?

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1977年3月広島生まれ。「カレー」と「うどん」が好きです。「カレーうどん」はもっと好きです。その昔、スリランカ人と働いて幅広い視野を持てるようになりました。興味のあることは突き詰めてとことんやる傾向にあります。料理人です。主にイタリア料理とフランス料理をしてました。FBとツイッターからの友達申請待ってます