飲食店で自分のキャリアを考えるにあたり3つの輪を使って分析する方法を紹介

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今回は飲食業界で働く皆さんにとって自分のキャリアを考える方法と

3つの輪を使って分析する方法をお伝えしていこうかとおもいます。

この3つの輪を使うと、今の自身にとってのキャリアを分析することができます。

その他の従業員にとっても有効な考えかたのツールだと思い紹介したいと思います。

ここでは飲食店向けに置き換えて考え、分析していこうというのが今回の記事の目的です。

 

3つの輪のお話

 

社会人が自身のキャリアを考えたりする時などのために、色んな人が薦めているフレームワークで

「MUST、CAN、WILL」って聞いたことありますでしょうか?

それを飲食業界に従事する人に置き換えて考えてみようというものです。

 

本来は組織として成果を上げるための優先順位として、

MUST→CAN→WILL の順番を間違ってはいけない。

 

 

みたいな教えを後世に残してくれているのが

かの有名な、ドイツの経営学者ドラッカーの言葉が元になっているようです。

そもそも3つの輪ってなんでしょう?

3つ輪のは「MUST、CAN、WILL」という輪が重なった範囲内で仕事のパフォーマンスが出るというものです。

ではそれぞれ説明していきます

 

「MUST、CAN、WILL」とは?

 

MUST=しなければならないこと

WILL=やりたい事

CAN=できる事

 

 

というそれぞれのフレームワークが重なった時に仕事のパフォーマンスが上がるという事です。

つまりこういうこと。

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こんな感じです。

それでは自身に置き換えて考えてみましょう。

 

自身に置き換えてみる

 

 

  • 自分にとって・・・MUST=しなければならないこと
  • 自分にとって・・・CAN=できる事
  • 自分とって・・・WILL=やりたい事

 

 

飲食店にとってそれぞれ役割や、役職などがあると思います。

今の自分の立場にそって考えてみるのがいいですよね

 

立場に沿って考えてみる

 

 

  • マネージャー
  • 店長
  • 料理長
  • 中堅クラス・・・業界に入って5年~8年
  • 新人クラス・・・業界に入って2年程

 

(※人によって成長レベルは違う)

ここで立場によって3つの輪を当てはめてみましょう。

あくまで一例です。

 

マネージャーに置き換え3つの輪を当てはめてみる

 

まずマネージャーの仕事を理解してから当てはめてみましょう。

 

マネージャーの仕事

 

この仕事は単刀直入に言えば管理業務です。

そして支配人的役割も果たします。

※会社によって多少違うところもあります。

 

マネージャーとしての管理業務

 

 

①~統括、管理~

店の経営状況の把握はもちろんのこと、業務の進捗状況を常に把握し、計画、反省、修正を行い、結果を出せるよう努める

 

②~指導、育成~

組織力を向上させるために、スキルが不足している部分や非効率な部分を洗い出し、成長できるように指導すること

 

③~責任~

組織の成果に責任を持つべき者

 

④~意思決定~

意思決定をする者がいなければ先に進むことができません。

 

 

会社全体のリーダーシップ(本来はマネージャーとリーダーシップは違う)

 

などが挙げられます。

そして今現在、あなたがマネージャー業をしているのなら「3つの輪」に当てはめて考えてみるとよいでしょう。

全部で項目が4つあります

「統括、管理」+「指導、育成」+「責任」+「意思決定」の4つありますね。

 

 

  • 統括、管理
  • 指導、育成
  • 責任
  • 意思決定

 

 

MUST=しなければならない事があなたのミッションです。(4の大きさです)

CAN=今現在できることはいくつありますか?(1~4)

WILL=やりたい事はいくつありますか?(1~4)

 

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全て4の大きさのフレームワークで収まれば最高ですが、このマネージャー業というのは

問題解決していくのがほぼ仕事だと考えられますので、今の自分に当てはめて考えてみるとよいでしょう。

例えを見てみましょう

 

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このことから、マネージャーとして仕事に苦労しているケースが想像できます。

 

マネージャーとして出来ることを増やしていき会社の

利益になるような行動を心がけましょう・・・という例です。

 

WILLとMUSTの内容がそんなに乖離していない状況なのであれば、日々の仕事を通して、

CANを強化することをまずは考えるといいのではないかと思います。

このように分析をし、自分のキャリアアップにつなげていきましょう。

 

店長に置き換え3つの輪を当てはめてみる

 

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飲食店の店長に置き換えて考えてみます。

店長業務って店の長です。店を守る責任があります。

またボクシングに例えるなら、料理を引き立てる料理長の名セコンドでなければなりません。

あくまで店長としての役割は料理を引き立てるためのセコンドです

そのセコンドは料理人をチャンピオンにしなくてはならない仕事です。

そこで飲食店の店長としての仕事を見てみよう

 

飲食店の店長の仕事

 

詳しくは飲食店の店長のやるべき仕事に書くのでお待ちください

一例ですが見ていきましょう。

 

①~店の経営状況の把握~

次の月に予算を組み、それに沿って営業、運営できているかチェックする

 

②~問題解決~

既存の仕組みの改善やクレーム処理の仕方など

 

③~販促~

年間計画、今後の戦略、イベント

 

④~店を円滑に回すための仕組み~

オペレーションの構築やシフト構築マニュアルの構築など

 

⑤~リーダーシップ

コミュニケーション能力、教育、指導、舵をとり方向性を導く、従業員のメンタルヘルスなど

 

⑥~品質管理~

料理提供のチェックはもちろんサービスの品質も視野に入れよう

 

⑦~安定供給~

安定供給するための段取りや戦局の見極めを行う

 

 

など店長としての仕事は一部ですが、この中からの項目は「⑦つ」あります

 

①~店の経営状況の把握~

②~問題解決~

③~販促~

④~店を円滑に回すための仕組み~

⑤~リーダーシップ

⑥~品質管理~

⑦~安定供給~

 

 

 

MUST=しなければならない事があなたのミッションです。(7の大きさです)

CAN=今現在できることはいくつありますか?(1~7)

WILL=やりたい事はいくつありますか?(1~7)

これはマネージャーと同じような考え方で「3つの輪」を使って自己分析してみよう。

 

料理長に置き換え3つの輪を当てはめてみる

 

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飲食店の料理長は店の顔となるべき存在です。

店長が飲食店の料理を引き立てる名セコンドなら料理長はチャンピオンになるべき存在です。

チャンピオンになれるように、「3つの輪」を当てはめてみましょう

 

料理長の仕事

詳しくは後日アップしていくのでしばらくお待ちくださいここでは一部しか載せていません

リンクアップしました

 

ここでは参考例しか載せていません。

①~メニュー開発~

店の売り、集客できるようなメニュー提案

 

②~オペレーション~

円滑な料理提供を行うための段取り

 

③~技術指導~

安定供給をしていくためにスタッフの技術指導

 

④~年間計画~

食材の旬やメニュー開発、などの販促を行う

 

⑤~状況判断~

優先順位と戦局の見極め

 

⑥~リーダーシップ~

問題解決や行動の指針を示す将来のビジョンを持って先導するのが役割

 

⑦~原価管理~

店の売上と仕入れの管理と伝票整理など

 

⑧~コミュニケーション~

スタッフのモチベーションやメンタルヘルスなど

 

ざっと数えるだけでこんだけありますがあくまで一部です。

ここでも同じように考え分析してみましょう

項目は全部で「8つ」です

 

  • ①~メニュー開発~
  • ②~オペレーション~
  • ③~技術指導~
  • ④~年間計画~
  • ⑤~状況判断~
  • ⑥~リーダーシップ~
  • ⑦~原価管理~
  • ⑧~コミュニケーション~

 

 

MUST=しなければならない事があなたのミッションです。(8の大きさです)

CAN=今現在できることはいくつありますか?(1~8)

WILL=やりたい事はいくつありますか?(1~8)

しなければならない項目に対して、できる事、やりたい事はいくつあったでしょうか?

 

中堅に置き換え3つの輪に当てはめてみる

 

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飲食店の中堅どころは店の要です。

中堅どころがしっかりしていないと、良い店作りはできないと考えて良いでしょう。

なぜなら良い中堅がいないと料理長が苦労するからです。←経験された方もいるかもしれません

そして全ての負担が料理長にかかってくるからです。

料理長は様々な戦略が練ることもおろそかになり、中途半端に終わってしまう可能性があります。

ですので中堅は

料理長を支える仕事+今後自分が料理長になった時に必要な勉強

をしていく必要があります。これを飛び級してしまう人が多いです。

おそらくこれが飲食店を開業して3年持たない理由の一つかもしれません。

店は簡単に出店できますからね。

広島県では約10000件の飲食店が存在します(広島市では店の移り変わりが早いです。店の数も多い)

なので中堅はここでしっかりと、店の経営や情報収集の仕方、調理技術の幅を広げていく為のステップと考えています。

料理長の仕事と中堅の仕事は違ってきます。

やることは沢山ありますが、飲食店を経営するのは甘いものではありません。

自分の将来に向かってしなければいけないこと、できる事、やりたいことを頭で考え整理することが大切ですよね。

引用元・・・私の頭の中

※個人店など一人で調理されている方は全て兼任しなくてはならないので大変です。

 

 

中堅の仕事

 

中堅の仕事と言えばどんなことが当てはめるのでしょう?

ここでも一部紹介しながら説明していきたいと思います。

 

①~料理長の仕事を覚える~

将来自分も料理長になっていくための準備期間と言えます。

 

②~メニュー提案~

料理長や店のスタッフに味見や提供の仕方などをプレゼンしてみよう

 

③~技術指導~

後輩たちの面倒も見てあげるのが中堅の仕事です。これができないと上に立って指導はできないでしょう

 

④~店の運営や経営についての勉強~

将来的に料理長や独立開業を目指すなら確実に必須項目と言えます

 

⑤~業者さんとの打ち合わせや情報交換~

業者さんは事業パートナーです。ここで色んな食材やその他の店の情報収集を行うことができます。

※業者さんは色んな店の事情を知っていますからね。タダで教えてもらえるので、率先して情報収集に努めよう

 

⑥~新たな調理技術の習得~

自分の調理の幅や考え方を学んでいこう

 

⑦~食材について勉強する~

旬の食材の扱い方や食材の育ち方など、料理人は食材の恩恵があってこその仕事です知るために必要なことです

 

⑧~お客様について知る~

時には料理人は、人の前に立つことがあります。ここで最低限の接客マナーを身につけましょう

 

 

料理人だから接客をしなくていいということはありません。むしろ接客するべきです。

なぜなら独立開業した時に接客しなければならないのと、ビジネスマナーができていないと今後の将来に響いて来るからです。

例えば料理提供についてお客様から打ち合わせの打診があったとき、普通の会話ができてもビジネスマナーができていないと

お客様との関係は悪くなる可能性だってありますからね。

料理長が許すのであれば率先して接客し、お客様を知ることも大切です。

引用元・・・私の頭の中

 

ざっと上げるだけで「⑧つ」ありましたね。

 

  • ①~料理長の仕事を覚える~
  • ②~メニュー提案~
  • ③~技術指導~
  • ④~店の運営や経営についての勉強~
  • ⑤~業者さんとの打ち合わせや情報交換~
  • ⑥~新たな調理技術の習得~
  • ⑦~食材について勉強する~
  • ⑧~お客様について知る~

 

 

ここでも同じように

MUST=しなければならない事

CAN=できる事

WILL=やりたい事

を頭で整理し考え分析していきましょう。

 

特に中堅は今後この分析をするのとしないとでは、実行するのとしないのでは将来的に大きく差がついてしまうでしょう。

項目が沢山ありますが、ここからが上に立つ人間か、独立ができる人間かの分かれ道です。

この頃から普段よりもっと沢山の頭を使い、悩む時期がやってくるはずです。

 

料理も作らなきゃいけない、労働もしなければならない、頭も使わないといけないなど大変ですが、

誰しも急に出来るようになったわけではないんですよ。

安心してください。毎日の意識と責任感、そして夢を持って仕事に取り組みことが近道ですよ。

頑張ってくださいね。

私も出来るようになったんだから・・・

あなたも出来るようになりますよ。

同じ人間ですからね。

※因みにこの中堅のお話は私の体験談も多く含まれているので参考にしてみてくださいね

 

新人に置き換え3つの輪二当てはめてみる

 

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社会に出て初年度から3年目位を対象にしたものです。

なぜ3年目も含まれるかというと大概の新入社員は、3年も持たずに離職してしまうからです。

3年も我慢できないのに中堅には行けません。無駄に年齢を重ねているだけです。

 

社会に出て初年度から3年目も新人扱いですww

この離職してしまう原因を「3つの輪」に当てはめて考えてみるのも一考です。

きっと社会に出て2年、3年のキャリア程度では自分がどうしたいのか迷走しているはずです。

だって基本が出来ていないんだもん!!

その為には新人のために、ある程度の行動指針をこちらが作っていかないといけません。

見て習えの時代は終わっています。

ここは料理長や中堅がしっかりサポートしてあげることが、店離れを止める手段だと感じます。

新人はきっと自分では出来ると思っていても、私達から見たら仕事ができていない部分も多くあると思います。

しかし彼らも、彼らなりに必死なんです。

行動指針をこちらが示して出来たところは褒めてあげる、できないところは「3つの輪」を使い、

一緒に分析をするなどして改善していきモチベーションの維持に努めていきましょう。

正直ここまでするのは大変です。

その為に新人の為のしなければならないシートなどを作成すると便利かもしれませんよね。

これを書くには若者の思考が大切です。

そして学校の延長のように教育し、方向性を示し、やりがいや夢を持たせ、

楽しく仕事をさせるということが重要になってきます。

「なんでここまで考えなきゃならないんだ!!」と思うかもしれませんが、

これが現状の若者の姿で、「何をしていいのかわからない」、「頭を使う事を知らない」

のがこの若い世代の特徴です。

いわゆるゆとり世代や、悟り世代と言われる人たちです。

とも言われていますが、私の若い頃も、社会に出て右も左もわからない状態で社会人スタートしましたから、

誰でも一緒だと思うんです。

「何をしていいのかわからない」「頭を使うことを知らない」これ当たり前です。

初めからわかっていたらすごいですよね!

このように誰でも初めから出来る人なんていません。私たちの時代と比べ(あっ私アラフォー世代ですが・・・)

教育のやり方が変わってきただけなのでこちらが考え方を改めないといけません。

新人に置き換えて「3つの輪」を使って教育すると、今の自分(若者)の現状が明確になりやすいので、

とにかくやってみましょう。

引用元・・・頭ん中です笑

新人の仕事

 

組織として成果をあげる順番を若者に限っては少し砕いて行かないといけないような気もします。

 

  • ①やりたい事を聞いてあげる
  • ②出来ることを分析してあげる
  • ③しなければならない事を伝える

 

 

なぜなら彼らは個性と個人の能力を発揮したいという考えがあるからなんです。

さらに詳しくまとめた「新人の仕事内容」という記事はこちらから参考にしてみるといいでしょう

↓リンクをクリックすると見れます

飲食店に新人サービススタッフ入ったら使える教育向けチェックシートです。新人向けにどうぞ

そこで新人の仕事というのを考えてみました。

 

①~職場に慣れる~

 

職場になれるというには一緒に働く従業員と仕事内容に慣れるということです。

私の場合は初めは習うより慣れろでした。結局は人次第ってことです。

 

 

②~コミュニケーションは大切に~

 

仕事で必要不可欠な要素です。時には相談や報告、連絡もしないといけません。

また何かあった時の場合は必ず報告しましょう。

 

 

③~美味しいものを作れるようになろう~

 

美味しい物が作れるように、最低3つは作れるように自分の自信作を作っておきましょう

自身がついて、周りも認めてもらえてあなたが頼りにされる日が近いかも!?自分の存在価値が高まる瞬間です!やったね♪

 

④~料理の勉強をしよう~

一応これで給料をもらっているので最低365日おかず図鑑は持っておこう←これ私の若い時にしてた。

 

⑤~ビジネスマナーを勉強しよう~

料理人、飲食人も社会から見れば立派な社会人ですから、しっかりとビジネスとしてのマナーを学びましょう

 

⑥~自分で楽しい仕事をみつけよう~

楽しく仕事ができるものがあれば上達も早いはずです。早く自分で楽しい仕事をみつけ、研究し、時には教えてもらい、自分の武器になるように頑張ってみよう

 

⑦~自分の職場でやりたいことをみつけよう~

 

今の職場で仕事をしていて興味があることや、やりたいことがあるはずです。

興味が出てくれば仕事も楽しくなるはずです。そしてどんどん興味が出る仕事を見つけていきましょう。

 

 

 

ここで出てきた内容の関連記事です。こちらもあわせてどうぞ~

 

若者の思考で考えることも大切

 

これを作成にあたり若者の思考が必要と言いましたね。

仕事における昨今の若者の思考はどんな感じなのでしょう?

楽しく仕事がしたい

仕事と生活の両立など、いわゆるライフワークバランスというやつですね。

 

働く目的は、経済的豊かさよりも楽しく生活することを重視。

会社の選択に際し ては、能力・個性の発揮を求め、長期雇用の下でのキャリア形成を志向している。

 

平成25年版厚生労働白書 若者の現状と課題より引用

というように組織として成果をあげる順番として、

 

  • ①やりたい事を聞いてあげる
  • ②出来ることを分析してあげる
  • ③しなければならない事を伝える

 

 

こちらから若者に向けて提案をしていかないと、組織としての歯車にならないかもしれません。

ここまでしないと業界離れが起きてしまうでしょう。

本来こんな順番で彼らの仕事のキャリアを構築していったら店は潰れてしまいそうです。。。笑

 

こっちが持つかわかりませんww

正直めんどくさいです!!

 

しかし、この業界は人がいないとビジネスとして成り立ちませんし、新たな展開や展望も描けません。

その為に彼らにとって出来ることはなんでしょう?

最初にしてあげることで重要なのが

 

私たちが彼らを認めてあげる

そしてやりがいや夢を持たせるように仕向けるのも私たちの仕事です

 

ここまでの関係を作ってから始めて組織として「しなければいけないこと」に持っていけると考えています。

逆にここまでしないと求人しても人員は獲得できないでしょう。

会社全体、店全体でこのような体制を作っていくことが前提ですが。

ここで新人向けに「3つの輪」を使った具体的考え方を示してみましょう

 

[管理者必読]飲食店に就職した新人向けに「3つの輪」を使った具体例

 

これまでのまとめ

 

いかがでしょうか?

これを自身に置き換えて考えてみると「しなければならない事」「できる事」「やりたい事」の整理が出来るようになるはずです。

 

~料理長の場合~

 

「しなければならない」項目が⑩あれば

しなければならない事=10のうち

10=できる事(いくつ当てはまるか)

10=やりたい事(いくつ当てはまるか)

をより明確に分析することが出来るようになります。

 

 

色んなパターンを見てみよう○○が小さい場合

 

ではここでそれぞれの輪が小さくなっている事例を見てみましょう

 

MUSTが小さい場合

 

 

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「会社からの要望や仕事量が何か物足りない」みたいな状況でしょうか。

 

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まあ飲食業界にいたらこんなことはあまりないでしょうけどね。

もしかしたら自身のリソースやキャパが余っちゃっているかもしれません。

そんな時は、会社の気がつかない、店が気がつかない仕事を自分で見つけてみてはいかがでしょうか。

又はキャリアアップのために違う店に移るとか、開業をするとか考えられますよね。

 

CANが小さい場合

 

 

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まだまだ経験やスキルに乏しい料理長としてなったばかりで苦労している時が、この状態です。

 

 

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慣れない仕事に苦労しているケースが想像できます。

日々の仕事を通して、しっかり勉強し、CANを強化することをまずは考えるといいのではないかと思います。

 

 

WILLが小さい場合

 

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「自分がなにしたいのかよくわからない」みたいな感じです。

 

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対処法としては、色んな価値観や、仕事の内容、それぞれの考え方、楽しみ方などなどに触れて、アンテナを増やしたり、

自身のキャリアを考えていく上で頭を整理していくことが大切です。

 

色んなパターンを見てみよう○○が大きい場合

 

 

MUSTが大きい場合

 

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書きだしたパターンの中で、なんだか一番つらそうな状況の印象を受けました。

料理長として頑張っているのに、しなければならないことばかりで、前に進めない状況に陥ることがありますが、

ここは落ち着いて、やりたい事の方向感を今一度整理してみましょう。

 

やりたい事ばかりで何から手を付けて良いのかわからなくなる前に、しなければならない事の整理整頓をし、

少しずつ前に進めるように今やるべきことの優先順位を考え、消去法でひとつずつ前に進めていきましょうね。

 

こんな時は箇条書きにして書いてみるといいですよ。

問題の明確化→問題の炙り出し→解決策の提示→絞込み→行動→の繰り返しです。

 

「飲食店でも使えそうなPASONAの法則で問題解決やで」という記事をまた後日アップします

リンクしました

 ↓

 

 

CANが大きい場合

 

 

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これちょっとどういう状況なんでしょう。

 

「料理長!本気出すとすごいんだけどww」みたいな感じでしょうか。

 

料理長として能力は高いハズなので、しなければならない事をどんどんこなしていくと、そのうちたくさんのやりたいことが出てきそうですが、

周りとの歯車のバランスが必要になってきますので、能力の高い人と、そうじゃない人とのバランスを考えて行動しないと周りがついていけなくなるでしょうね。

気をつけましょう!

チームワークが大切です!

 

WILLが大きい場合

 

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夢は希望はとにかく大きい!みたいな状況でしょうか。素晴らしいじゃないですか!夢があるって!

でも気を付けないといけないのが、料理長として、今の戦力を分析し、出来るところから始めて行きましょう。

地に足がついていないと、行動に移したとたんに何もかもが後から崩れていきますからね。

やりたい!やりたい!ばかりではダメだということです。

まずは足元をしっかりと見つめて、CANを強化して実績を積み、MUSTを獲得していく順で頑張っていくことかと思います。

 

それぞれの輪のバランスは変化し続ける

 

置かれている状況がよっぽど停滞しないかぎり、「3つの輪」それぞれのバランスは常に変化し続けるものだと思います。

仕事内容が変わったり、昇進したり、メンバーが増えたり、などで変化は起きます。

また、どれが大きいほうがいいとかと言うものでもなく、人それぞれに合致した、それぞれの要素の大きさや、

重なり方があると考えています。

しかし個人的には同じ大きさだから、いいというものではありません。

均衡状態だと、面積が大きくならない、つまり成長できない可能性もあります。

 

一番良いのは自分にとってやりたい事(WILL)を常に伸ばしてあげることが大切です。

この面積が大きくなればなるほど、「パフォーマンスを発揮できる仕事内容や業務領域が増加する」

ということです。

 

より汎用性の高い人材になれたり、スペシャリストとしての領域を広げられたりといった感じでしょうか。

そして「成長したい!」と思うのであれば、この重なった部分の

面積をいかに大きくできるかどうかがキモになります。

 

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3つの輪の重なるキャパシティが小さかったものが、キャパシティを大きくしていくことで成長ができる

と私は考えています。

 

まとめ

 

いかがでしょうか?

今の自分の現状を把握し、今のキャリアで仕事を進めていて、何かの改善の役に立てればと思い、この記事を書いてきました。

またこの考えと分析は店に置き換えてみるのも良いでしょう。

店にとってこの「3つの輪」は自分の働いている店にとっても有効な手段となりうる可能性を秘めたものです。

 

 

シェアしてくださるととても励みになります^^

 

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2 件のコメント

  • 3つの輪で分けるのはかなり分かりやすいです!
    さっそく使ってみます。

    記事の内容が現実的かつ本質的で感動しました。
    仕事のマネジメント作成の相談のって欲しいくらいです!

  • 管理人のイウラです へ返信する コメントをキャンセル

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1977年3月広島生まれ。「カレー」と「うどん」が好きです。「カレーうどん」はもっと好きです。その昔、スリランカ人と働いて幅広い視野を持てるようになりました。興味のあることは突き詰めてとことんやる傾向にあります。料理人です。主にイタリア料理とフランス料理をしてました。FBとツイッターからの友達申請待ってます