自分の店は大丈夫!?飲食店が陥る人手不足による閉店の原因。今後も増えていく?

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こんにちは

当ブログ管理人イウラ@allezcchiです。

今回は人手不足による閉店の波が飲食店にやってきているということお話していきたいと思います。

飲食店が人手不足による閉店の原因はどこにあるのでしょうか?

この話は飲食店に20年以上働いてきた現場の体験談のお話なので真実味のある話だと思います。

ある意味、飲食店の人手不足による閉店は、なるべくしてなったということが多く書かれているのでご覧ください

これまでの僕の経験から言うと考えられる原因は5つあります。

 

人を大切にしないツケが来た

 

 

これまでに飲食店は長い時間働くことが当たり前でした。

今でもその傾向は時代が進んでも変わりありません。

20年前だろうが10年前だろうが全く変わりません。

僕も経験があるんですが、一日で18時間とか普通に働いていました。

休みは月に3回とかでした。

今思えば「アホか!」と反論するでしょう。

こんなに働きとさすがに五感が鈍っていきます。

なのでまともな仕事ができるはずもありません。

ですが、仕事は仕事という日本のヘンな習慣があるせいか誰も文句が言えない環境です。

またそれに対しても報酬もありませんからやる気も起きませんし、寝不足で思考が停止してしまいます。

「ちゃんと考えてやれ!」とドヤされることもありました。

奴隷ですかね?

また結婚していてして子供がいたらそんなに長く働けません。普通は。

生活のためもあるかもしれませんが、好きだから飲食店を続けられるというのは若いうちだけです。

飲食店の平均年齢は何歳か知っていますか?36歳ですよ。

36歳を境に人が飲食店からいなくなっていくんです。

働いてくれる人が明らかに減っていくんです。

周りの人たちを見ていかがでしょうか?

長く続けることができない原因は売り上げ至上主義の経営者のせいです。

長く働けば売り上げが上がると思っている経営者のおかげで、働く人が大切にされないツケがやってきているんです。

僕は自分で飲食店を経営していませんが、経営方法くらい知っていますし人がどれだけ大切なのかわかっています。

でなきゃこんなにブログで経営方法とか人材教育について書いていません。

「経営者になったことがないの何言っているんだ?」と思うかもしれませんが、

世の中サラリーマンのほうが圧倒的に多いです。

サラリーマンが世の中の多くの経済を回しているといっても間違いじゃありません。

そのサラリーマンを大切にしない経営者で生き残っている会社はありません。

働け働け!とまるで馬車馬のように人を使ってきたツケがやってきたのです。

また経営者だけに限った話ではありません。

料理長や権力のある店長もそうです。

忙しいのをかまけてスタッフの面倒を見られない。ちゃんと教育ができていないにもかかわらず、

仕事ができていなかったりすると、叱ったり、怒鳴り散らしたり、手伝ってあげられなかったりして

自分が育てたり、教えようとしないから放置してしまう。

放置状態が続くとスタッフのやりがいがなくなっていく。

仕事が楽しくなくなる

自分の居場所はここじゃないと思うようになってくる。

つまらなくなってやめていく。

人がいなくなっていく。

人がいなくなってくるから求人広告を出す。

問い合わせが来ない。

無駄にお金だけが浪費されていくし、いつまでたっても人が来ないから店が回らなくなる。

他のスタッフもきつくなっていく。

辞めていく。

閉店

 

またこんなこともあるでしょう。特にホテルなんてよくある話です。

アルバイトスタッフに手を出す⇒気まずくなる⇒スタッフが辞める

手を出した本人が残る⇒アルバイトがいなくなっていく⇒本人だけが残る

スタッフに手を出すのは自分の狭い領域で過ごすからそうなってくる。

店長とか料理長がアルバイトスタッフに手を出すのはよくある話です。

飲食店の仕事は業務内容だけ教えるのではなくて飲食店を経営する上での人間教育も必要です。

風紀を乱してしまうと人も乱れていくということです。

 

今の店でなくても選べる店はたくさんある

 

 

飲食店は世の中たくさんあります。

右を向けばオシャレなカフェ、左を向けばレストラン、後ろを向けばオシャレなバーがあるといった感じで

競合がひしめき合っています。なにもお客さんを取り合っているだけではなくて

スタッフの取り合い、奪いあいも起きているのがこの業界の特徴でもあります。

引き抜きってありますよね。

今より良い条件を提示することでいとも簡単に人が辞めて競合店に行ってしまうのはよくある話です。

この場合はスタッフを責める人もいますが、それは経営者目線だからそうなるんです。

労働者目線で考えたら自分の店よりほかの店のほうがより魅力に映ってしまうこともあります。

そっちのほうが魅力に感じたから人が辞めていくんですよね。

もしかしたら自分の居場所があるかもしれない

自分がもっと活躍できるのかもしれない

あるいは福利厚生面、給料の待遇がいいから、また仕事を学びたい人がそこにいるから辞めた。。。

といった感じに思っているのかもしれません。

理由はどうであれ結果的にそうなってしまうのは、人が辞めていく店に問題があるということです。

飲食店経営者は自分の店が一番と思うかもしれませんが、労働者にとっては一番の店ではないということに

気が付かなければなりません。

だってほかに店はたくさんあるんだから。

 

価値観の多様化で他に働くことができる環境がたくさんある!

 

 

昔の時代は学生生活が終わると就職して会社に勤めるのが一般的でした。

しかし、今の時代は何も「これしかない!」という仕事はほとんどありません。

今では個人で自由に発信できる時代ですから、自分の実力次第では這い上がることができる時代です。

時の総理大臣も言ってましたが一億総活躍社会と言っている時代です。

(本当に実現できるかどうかはわかりませんけど。。。)

社会での活躍をもっと個人レベルでやっていけ!自分の身は自分で守っていけ!

個人レベルで活躍できるようにやっていけ!そして税金はちゃんと納めろ!

と言っているんです。

昔よりも今は、価値観が多様化した時代で個人で発信できる時代ですから

国がこんなことを言うのも何となくうなずけます。

何も「これじゃないとだめだ」っていう仕事はないんですよね

なので飲食店じゃないとダメだっていうことにはなりませんよね。

また国からのサポートでいえば飲食店は他の産業に比べたらカスみたいなもんです。

国が今、必要としているのは保育園と老人ホームそれに関わる産業です。

だって人は国の要ですから。

飲食店はそれに関わっていく仕事はありません。

飲食店で働いていてできることの延長といえば食育と老人ホームの給食です。

なので飲食店は国からのサポートってないですよね。

開業資金や運転資金を貸し付けしてくれる機関があるくらいです。

 

給料が安い!だから夢がない!そして時間もない!

 

 

言うまでもありませんが、給料が安いので誰も働きたいと思わないという最大の欠点があります。

また働く時間が長いこと、やる仕事が多いこと、教育ができないことなどで

すべて売り上げに影響してくるから給料も安くなっていきますよね。

僕も現場で働いていた時は給料が安くて遊ぶこともできませんでしたし、

仕事を覚えるために長く働いたりしました。また料理の勉強もしなくてはいけませんから

料理の本を買います。それにもお金がかかります。

自己投資だから仕方ないにしても、買った本を読む時間も必要です。

長い労働の後に自宅に帰り料理の勉強をしなくてはいけません。

疲れているので頭に入ってこない時もあります。

勉強していないと先輩や料理長にも怒られた時代です。

えっ?給料が安くて時間もないのにどうやって料理の勉強をしていくんですか?

根性ですか?

根性でやれるほど今、この業界に夢はありますか?

以前は夢のある業界でした。だから僕も若い頃は頑張れました。

だけど、もし仮に僕が今20代前半で飲食点で働けと言われると多分無理です。

何をしていいのかわかりませんし、先が見えません。いずれ辞めていくでしょう。

夢のある業界と胸を張って言えないからです。

店を出すのは簡単ですが、つぶれていく店の多さを見るととても夢のある業界とは言えません。

競合が増えすぎた。

誰でも簡単に手を出すことができるし簡単に夢を叶えることができるからです。

だから競合が増えて逆に夢がなくなっていったんですよね。

だから給料も安くなるし、売り上げを少しでも上げようとして長い時間営業をしてしまう。

時間がないと何もできなくなるためナイナイ尽くしで夢もなくなっていきます。

 

人口減少

 

 

日本は超高齢化社会で若い人がいないといわれますよね。

人口減少していく割には店が飲食店が多いので人手がいなくなるもの当然です。

だから閉店に追い込まれる飲食店があっても不思議ではありません。

 

飲食店はそもそも誰が足りないの?

 

 

飲食店はそもそも誰がいないのか?それは店の数だけ料理人が必要だということです。

なので料理人が足りていません。

足りていないにもかかわらず店が増えるのはちょっと料理が得意な人がお金を持っている人から声をかけれれて

店を出すパターンがあります。

つまり素人が料理を作るので店が増えます。

競合が増えるので力のない店はつぶれていきます。

また人は魅力のある店で働きたいと思うものです。だから魅力のない店は人がいなくなります。

そして閉店していきます。

というような循環が起きているのではないでしょうか?

 

飲食店が人手不足による閉店に追い込まれてしまう理由

 

 

このような理由で飲食店が人手不足による閉店に追い込まれていく理由が分かってきました。

ここでまとめてみると

  • 人を大切にしないツケが来た
  • 今の店でなくても選べる店はたくさんある
  • 価値観の多様化で他に働くことができる環境がたくさんある!
  • 給料が安い!だから夢がない
  • 人口減少
  • 素人でも簡単に飲食店が出せるので競合が増える
  • 競合が増えるので人が取り合いになる

 

結果、人手不足になり閉店に追い込まれるという図式が出来上がります。

 

まとめ

 

これまで飲食店で働いてきてみてきたことを思えばこうなってしまうのはわかります。

このように原因がいくつもあり、飲食店は人手不足に陥り閉店になってしまうケースが

今後どんどん増えていくのではないでしょうか?

飲食店のビジネスモデルを見直していく時期かもしれません。

そのためにはこれまでのツケを清算していくような「働き方の改革」が必要であることは言うまでもありません。

人手不足に共通することはすべて人に関連する内容ということは明らかです。

そのためには今の飲食業界の環境を変えていかないといけません。

 

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1977年3月広島生まれ。「カレー」と「うどん」が好きです。「カレーうどん」はもっと好きです。その昔、スリランカ人と働いて幅広い視野を持てるようになりました。興味のあることは突き詰めてとことんやる傾向にあります。料理人です。主にイタリア料理とフランス料理をしてました。FBとツイッターからの友達申請待ってます