ここでは新社会人向けに最低限必要なビジネスマナーと仕事に対する心構えをチェックしてみましょう。
社会に出て右も左もわからない、そんなあなたに向けた記事となっています。
主に新社会人向けに作成しましたが、社会に出ている方も備忘録としてチェックしてみるのもいいかもしれません。
「ビジネスマナー」のベースとなるのは、あくまで社会人としての「心構え」です。
学生の頃は自分のことだけ責任を取ればよかったのですが、社会人はそうではありません。
新社会人であれ、会社や組織ひとりの人間として、その言動によっては先輩、
上司や取引先などの社会的信頼や利益に大きく影響します。
そこを強く意識することが、社会人の心構えの第一歩ということができるでしょう。
目次
社会人としての最低限のビジネスマナーは3つ

社会人として仕事を始めるうえで最低限これだけはやっていきましょうというお話です。
これらのマナーは仕事をするうえで最低限かつ最も重要な項目です。
人として当たり前のことですから日々意識してやっていきましょう
・時間を守る
・仕事を覚える努力をする
・責任感を持つ
以上3点からお伝えしていこうかとおもいます。
・時間を守る

時間を守るということは自分にとっても職場の上司との信頼関係を結ぶ最も重要な項目の一つです。
当たり前のことですが時間を守らないと、あなた自身の仕事が終わらなくなる。
そして仕事に大きく影響を与えてしまうので気を付けよう。
また時間に遅れるときは事前に知らせておくことです。
正当な理由であれば、多少の時間は見てくれるはずです。
時間に関していえることは
- 出勤の時間
- 与えられた仕事の期限を守る
- 取引先の納付品に間に合わせる
- お客様のペースに合わせる体内時計を持つ
- 自分ペースで仕事をやらない
(自分のペースで仕事ができるほど早く仕事ができるとは思えません)
仕事を覚える努力をする

最低限のビジネスマナーとして仕事を覚えるのは当たり前です。
会社によっては業務内容が違うと思いますが、会社のために汗を流して働く為には、まず仕事を先輩や上司に教えてもらい
早く仕事を覚える努力が必要です。
それで給料をもらっている身です。学生とは違い、労働対価によって給料をもらっているわけですから、
給料に見合った働きができないといけません。
ある程度仕事を覚えたらそれで終わりではありません。
仕事をしている以上更に上を目指すためにもっと仕事を覚えていきましょう。
また「知るは一時の恥ですが知らぬは一生の恥」です。
仕事を覚える身分なので努力が必要です。ここは甘んじて受けましょう。
まだあなたは若いので、聞いても良い年齢なはずです。恥ずかしがらずに仕事について聞くのもいいかと思います。
知らない事を知らないので知る努力も必要です。
知らないことを知るために出来ることを挙げてみました。
- 人が何をしているか観察する
- 知らない仕事をを知る
- 仕事の意味を知る
- 疑問に思うことは聞く
- 仕事をチェックしてもらう
- 仕事が一人で出来るようになるまでチェックする
- 仕事で反省と改善点を見出し今後につなげる
などをして仕事を覚えていく努力が必要です。
・責任感を持つ

社会に出るとあなたは新社会人として仕事という責任感というモノを背負います。
ここでの責任感とはどんなことを指すのでしょう
自分の身の周りに関わるものに責任が伴っていきます。
自分の生活に対して責任感を持つところからですが、その為に仕事という責任感がついてまわります。
- 自分の仕事に責任感を持ちましょう
- 行動に対して責任感を持ちましょう
- 組織に属しているという責任感を持ちましょう
- 社会に対しての責任感を持ちましょう
- 業界に対しての責任感を持ちましょう
- 家族に対しての責任感を持ちましょう
などが挙げられます。
いきなりこんな多くの責任を背負うわけにはいきませんが、今後あなたは羽ばたいていく上で、
自分の身のみならず、立場が変わってくるほど自分のキャパシティが大きくなります。
そして世の中に対しての責任感が持てるようになります。
初めは出来るところからで良いと思います。
社会人としての最低限のビジネスマナーのまとめ
以上のことを考え分析するとこの3つのカテゴリーに分けられますが掘り下げて考えるとこんな感じになっていきます。
社会に出て最低限のビジネスマナーです。自然と身につけられるように日々の意識が大切です。
時間を守る
仕事を覚える
責任感を持つ
ここまで新社会人としての最低限のビジネスマナーをお伝えしてきました。
次にお話ししていきたいことは新社会人になったあなたの心構えについて考えました。
「ビジネスマナー」のベースとなるのは、あくまで社会人としての「心構え」です。
あなたにどれくらいの心構えがあるのかチェックしてみましょう
基本的な社会人としての心構え

ここでは基本的な社会人としての心構えをお話ししていきます。
学校ではなかなか教えてくれない新社会人にとっての必須の心構えと言えます。
この心構えがあるのと、ないとでは社会に出てのスタートラインが違ってきます。
①社会人としての基本意識とプロ意識
②法律や規則を守る
③健康管理
④公私混同しないようにわきまえる
以上の4点に着目し話を進めていきます。
①社会人としての基本意識とプロ意識

社会に出ての心構えで基本的な意識という物に芽生えている人がいれば、
スタートラインから他の同僚と差をつけることができます。
また仕事をこなしていくとプロ意識というものが生まれてきたら素晴らしいとおもいます。
ここでは基本的な意識とプロ意識に違いについて知っておきましょう。
社会人としての基本意識
基本的意識とは上記に上げた
時間を守る
仕事を覚える
責任感を持つ
この3点のもと分類されます。
またプラスするとすればそれはどんなことを指すのでしょうか?
仕事に対する姿勢だと私は感じます。
若いうちは失敗してもいいんです。
失敗を恐れない好奇心があると、それは経験になり、
実績が出てくればノウハウになります。
仕事って一人では出来ません。商品があってお客様が購入するのが基本的な仕事の流れですが、
その為にどんなことをし、どんな手段をして、どんな道具やツールを持って商品購入につながるのか
理解しなければなりません。何も考えずに仕事をすると、何も知ることも出来ないし、知らないことすら知らないでしょう。
その為には仕事に対する姿勢ができていないと、理解しなければ意識もできないでしょう。
仕事に対する姿勢を示し、その仕事を理解し、意識することが大切です
知る→姿勢→理解→意識
その為には知識が必要です。興味を持つことも大切です。また好奇心もないとダメでしょう。
仕事に対する姿勢は仕事を理解し意識して知識、興味や好奇心を持つことに他なりません
知る→姿勢→理解→意識+{知識+興味+好奇心}基本的意識=仕事に対する姿勢
よって基本的意識は最低限のビジネスマナー+仕事に対する姿勢ということになります
基本的意識まとめ
- 時間を守る
- 仕事を覚える
- 責任感を持つ
- 仕事に対する姿勢
- 仕事に対する理解
社会人として基本的意識を得るには仕事に対する知識、興味、好奇心がないといけません。
社会に出ると、上記5点を意識してみることが今後のあなたの活躍に役立つはずです。
特に仕事に慣れてくると仕事に対する姿勢が変わってきます。
その為にはあなた自身が変わらなくてはいけません。
「自ら成長するための向上心」が必要です。ここには外からは何の制約もかかりません。
上司や取引先が口うるさく言ったとしても、結局あなた自身が「そう思うか思わないか」なのです。
しかし、努力もしない、やる気のない様子でお客様や取引先、社内の人々の信頼を得ることができるでしょうか。
そもそもあなた自身が仕事をしていて楽しいでしょうか。
創意工夫をしながら確実に遂行する喜び、失敗の中から学ぶ楽しさ、
そして人と協力し合いながら達成する充実感、それを感じてこそ、
人はいきいきと喜びのある仕事ができるのです。
社会人としてのプロ意識
社会人としての基本意識というのをお話しましたね。ここではさらにレベルの高い領域の話になってきます。
新社会人にとって敷居が高いでしょう。本来ならばここで説明するものではないのですが、
めんどくさいので説明をしていきます笑
社会人としてのプロ意識が芽生えるのはいつごろでしょうか?上司としてはプロ意識が芽生えるまでどう育てるかが、
今後の組織にとって鍵になるところですが、ここは新社会人向けの記事です。
新社会人目線で話をしていきます。
プロ意識とは一体どんなことを指すのか示してみましょう
プロ意識を持った人物像とは?
商品に対しての知識はもちろん売り方の手段や、目的を知り成果をだす人物です。
それを自分の考えで行動し、それを提供するための努力を惜しまずに、実現に向けて行動できる人です。
プロとはお客様に商品の価値を感じてくれるように考えて、
結果的に売上を伸ばすためにはどうすればいいのか?を考えていき、成果を出すことに他なりません。
そして売上を自ら上げていくというのが本当のプロ意識だと私は感じます。
結果的に売上が伸びたとしましょう。
でも誰かの言いなりで売上を伸ばしたとすれば、自分の考えではないから結局は他人の考えにおんぶに抱っこです。
そんな考えではプロとは言いません。
プロ意識とはこんな感じに分類されます。
- 基本意識が出来ている
- 自ら考えて行動できる
- 結果にこだわる
プロ意識を持つにはどうすればいいか!
新社会人は、「もっと良くしていきたい」、「学んでいきたい」などの向上心も必要です。
また、上手くいかない時でも「めげない己に打ち勝つ心」克己心(こっきしん)
という強い気持ちも必要になってきます。
そして結果にこだわっていきましょう。
プロ意識まとめ
基本意識が出来ている
自ら考えて行動できる
結果にこだわる
初めはうまくいかないがめげずに努力出来るように務める
向上心
克己心
も兼ね備えるために自分自身を磨いていきましょう
①社会人としての基本意識とプロ意識のまとめ
いかがでしょうか?社会人を迎えての心構えを考えて掘り下げてみるとこんなにもあります。
きっと社会に出て仕事の内容や職場の雰囲気に慣れるところで精一杯かもしれませんが、あくまでも組織としての一員ですから、
社会に馴染むための意識についてお話をしていきました。
また、まとめると以下のようになる。
基本的意識
時間を守る
仕事を覚える
責任感を持つ
仕事に対する姿勢
仕事に対する理解
プロ意識
基本意識が出来ている
自ら考えて行動できる
結果にこだわる
背伸びせずに今の自分が出来るところからクリアしていき、やがてプロ意識が芽生えるようにしていきましょう。
アナタなら出来る!!

②社会の規則を守る

社会に出て会社や組織に入るとどうしても規則に縛られてしまうことが多々あります。
しかし、新社会人になったあなたはもう子供ではありません。
法律や規則は世の秩序を保つために存在します。
まず、最低限守るべきは、法律的な規則はもちろん、会社のルールや決まりごとなどです。
時には窮屈に感じることがあるかもしれませんが、「仕事をするために」集った人間関係の中でのルールは、
きちんとけじめをつけ、相手を尊重するために心得ておきたい常識であり、基本なのです。
そこで新社会人としてある程度の会社のしきたりやルールなどを念頭において行動することになります。
ではここで社会一般の規則に従う項目を考えてみよう
社会一般の規則に従う
社会に出て新社会人になったあなたは、これから多くのことを学んでいくことになります。
そこで社会一般の規則とはいったいどんなものなのでしょうか?
言い換えれば規則と常識は同じようなものです。
規則が決められある程度の期間をおいて規則から常識に変わっていきます。
しかし規則というのは会社や組織によって違うはずです。
そこで、ごく一般的な会社や組織の規則と常識を考えてみましょう。
規則について
会社によって規則というのは違ってきます。
そこで一般的な規則を挙げてみましょう
一般的な就業規則の場合
- 出勤10分前には出社しておく
- タイムカードで勤怠チェックをしている
- 休憩は4時間以上で30分の休憩が必要
- 8間以上になると1時間休憩が必要となる※自治体によって違うので確認してみましょう
などが考えられます。
では次に会社の規則というものはどんな物があるのでしょう?
会社の規則
- 会社や店によってハウスルールがある
- 会社によっては手引書がある
- 福利厚生、社会保障などが明記してある規則書がある
- コンプライアンス(法令遵守)に沿った行動規約がある
- 雇用契約書に沿った行動規約がある
などこれまでに学生で過ごしてきたルールとは違い社会に出るといろいろな規約がありますので
これまで過ごしてきた常識を変えていく必要があります。
規約や規則に沿って行動していくのが社会人としての最低限のルールです。
またあなたが働く職場によって内容が違っているので確認をしてから社会人としての責任のある行動が大切です。
社内規則に基づいた行動
また務める会社や組織によっては場所ごとに独自のルールというものが存在します。
同じ会社でも働く場所や部署によっては全く同じ社内ルールというものは存在しませんから、
ここは習うより慣れろの精神でいいと思います。
ここは柔軟な対応でいいと思います。
同じ会社でも働く場所や部署によって違う
- 仕事の段取りの仕方が違う
- 就業開始時刻や終業時刻が違う
- 同じ職種でも多少の業務内容が違う
など同じ会社でも場所が違うとハウスルールも多少は違ってくるので念頭においておきましょう。
②社会の規則を守るのまとめ
このように社会の規則というものは職種や職場風土によっては、
法律や規則のように必ずしも厳格に管理されないこともあります。
しかし、それに甘んじてルーズになれば、「信頼をなくす」という形で、自分に返ってきます。
自らを律する心を育てるためにも、しっかりと意識して行動しましょう。
またここでは触れていませんが、法律に関するものは、個人的に罰則を受けるだけでなく、
会社全体の信頼性の低下にもつながる可能性もありますから、まずは素直に受け入れることが不可欠です。
③健康管理

社会人にとって健康管理というものは必須と言えます
学生の頃と違い、急に休むわけにもいきません。また健康管理ができていないせいで損をする場合があります。
そして自分の仕事がはかどらずに取引先や上司、同僚等の信頼関係を失う場合があるので、
ここは規則正しい生活リズムに則り、日々の仕事に励んでいきましょう。
そこで健康管理について考えるに当たり、体調不良になる原因をいくつか考えてみました
健康管理に関しての原因
- 夜ふかしによる寝不足
- 深酒
- 食生活の乱れ
- 手洗い、うがい
- 適度な運動
- メンタル的なもの
とまあごく一般的な原因です。普通の生活を送っていたらそうそう体調が悪くなることはないので
以上の様な原因はなるべく気をつけて日々の仕事に励む準備を普段からしておくのがいいでしょう。
健康管理も立派な仕事です。チャンスはいつやってくるかわかりません。
急に体調が悪くなったときが人生で3度くるチャンスのうちの1度目だとしたらどうしますか?
その時は後悔することになるでしょ?ですから日々の体調管理は気をつけましょう。
仕事をするうえで体は資本ですから動けなくなる前に自身で体調管理に努めましょう
またメンタル的なものは自分で何か見つけて休日に発散するようにし、
感情のコントロールができるようになるのも仕事に向けての体調管理となります。
規則や規約に縛られることの多い社会人ですが人間社会というのは「人と人」で成り立っています。
時には自分の価値観で行動し、成果をあげることができない場合もあるでしょう。しかし、ここでスネてもしょうがないのです。
ここは自分の成長だと思い、改善できるところを探して前向きに捉えて行動するとメンタル的なモノを
解消できるかもしてません。いつまでもくよくよしていたり悩んでもしょうがないのです。
とにかく今の自分を分析し、原因を究明し、解決できるように行動し、前進していきましょう。
壁は乗り越えるためにあるんですからね!!学校では教えてくれないことです。自分で壁の乗り越え方を学んでいきましょう。
これは自分にしかわからないし、自分でしかできない事、誰かがやってくれるものではありません。
自分の人生ですから、自分に責任を持ちましょう。
公私混同しないようにわきまえる

会社や組織は新社会人のあなたにとってプライベートと仕事はわけなくてはなりません。
なぜなら会社、組織にとって仕事をするうえであなたのプライベートは関係ないからです。
もしあなたが、職場の備品を持ち帰り私用で使ったとしましょう。これは明らかに公私混同です。
また職場での恋愛などで、常に二人で常に行動するというのも公私混同です。
職場で同じチームを組んでいて成果を上げるのでしたら話は別ですが、二人の時間は仕事が終わってから作るようにしましょう
周るから見ると不愉快に映るでしょう。
職場内で恋愛してはいけないとは言いませんが、仕事とプライベートは分けるべきです。
また、仕事で使うプリンターを自分の趣味の事で使うのも公私混同です。
例を挙げるときりがないので考え方をいくつか挙げてみました。
公私混同とみられる行動
- 職場の備品を私用に使う
- 職場で見られる明らかなプラーベートと感じる行動
- 職場での行動で仕事とは関係ない行動
- 職場のデータなどを私用に使う行為
などです。一概に公私混同とみなされない場合も一部あったりもしますが、
それは職場の上司に確認をとり行うようにしましょう。
例えば現場で終わらない仕事を自宅に持ち帰り、仕事をするなど。
以上のようにプラーベートの時間と物仕事での時間と物ははっきりと区別を付ける必要があります。
またプライベートと仕事の区別がつかないようでは仕事での生産性は上がりませんし、頭がうまくまとまりません。
要は頭の整理整頓ができないということです。仕事とプライベートはメリハリが大切です。
基本的な社会人としての心構えのまとめ
新社会人のみなさんにとって社会というものはいかがなものでしょうか?
基本的な社会人としては自分の行動にすべてに責任がつきまとってくるということです。
大半の人が就職をしていき、新たな人生のスタートを切るわけですが、学生の頃と違って初めは大変かもしれません。
また職場や同僚、上司などになかなか馴染めないのかもしれませんが、初めは誰だってそうです。
あなただけではありません。私もそうでした。
しかしあなたの人生は、あなたが決めることができます。そしてあなたが選んだ仕事です。
あなたが同僚、上司を選ぶわけではありません。たまたまあなたの選んだ仕事にその人たちが縁あっているわけです。
しかし、仕事をしていくうえで一人では仕事ができるものではありません。
その為に必要な社会の規則やルールなど人間社会で生きる為に必要な事、それがビジネスマナーであり、
社会に出た時の心構えなんです。今回の記事はそんなあなたに向けた内容となりましたが、もしも足らないところがあれば
今からでも遅くありませんのでチェックしてみて下さい。足らないところがあれば足していき、
ビジネスの基本となるマナーと心構えを身につけて仕事に励んでいきましょう。
そしてあなたが選んだ仕事はあなたが責任を持って取り組むことが大切です。