ただ料理を作るのではなくて、どのようにしてお客様に喜んでもらえるのか?
できた料理を運ぶのが仕事ではありません。
どのようにしてお客様に喜んでもらえるか、日々考え、仕事に取り組んでいくのが私たちの仕事です。
料理やサービスをするのが仕事ですが、仕事の本質はそこじゃないのです。
これはCS(顧客満足度)につながっていく考え方です。
お客様に喜んでもらえる仕事、感謝されるような仕事
これが本来の仕事ではないかと思います。
感謝され、喜んでもらえる仕事とは、作り手やサービスの人間の思惑とは裏腹に
お客様の価値観がその仕事に対して一致した時に初めて得られるものです。
この価値観が一致した時に初めてお客様から感謝されるようになる。
このような仕事を取組んでいけたらいいですよね。
それは決して自己満足で得られるものではありません。
お客様の満足を満たすもの。。
それが本来あるべき飲食店の仕事です。
決して今やっている仕事、料理やサービスがそこに本質があるわけではありません。
ただ、料理を作り、運ぶだけが全てじゃない!飲食店のサービスとはなんなのか?
今回は仕事として当たり前になっている部分を深く考察し、
仕事の次元を上げていく為に考えていくことを書いています。
お役に立つことができればうれしいです。
料理におけるサービスとは?
ここで私が思う料理におけるサービスを書いてみました。
- 料理は味覚を満足させるサービス
- 料理は感動を与えるサービス
- 料理は感性を高めるサービス
- 料理は科学反応の結果を見ることができるサービス
- 料理はお腹を満たすサービス
- 料理は付加価値をもたらすサービス
- 料理はテーブルを彩るサービス
- 料理は時間を彩るサービス
- 料理は空間を高めるスパイス
- 料理は人と人をつなげるサービス
- 料理は語る場を与えるサービス
- 料理は場を保つサービス
料理はコンヴィヴィアリテ
このように料理はいろいろなサービス特性を持っています。
料理はコンヴィヴィアリテなのです!!
コンヴィヴィアリテとは「会食の愉しみ」の意。
共に食し語らう時間のかけがえのなさ、 二度とは繰り返されないひと時の大切さ。
そんな思いが含まれるのです!!
ただ料理を作るのが仕事ではないのです。
そんな想いで仕事に励んでいきたいものです。
飲み物におけるサービスとは?
お酒
- お酒は、仲間と楽しい時間を共有させてくれるサービス。
- お酒は人と人をつなげるサービス
- お酒は語る場を与えるサービス
- お酒は新たな出会いを生むサービス
- お酒は気持ちを高ぶらせるサービス
- お酒は食欲を導くサービス
- お酒は知識教養を高めるサービス
- お酒は文化を育むサービス
- お酒は価値観を育むサービス
- お酒は人生を考えさせてくれるサービス
- お酒は孤独を耐え忍ぶことができるサービス
- お酒はきっかけを与えてくれるサービス
- お酒は祝うサービス
- お酒は旅立ちのサービス
- お酒は歓迎のサービス
お酒にはこのようなサービス特性があります
そこにはお客様の様々な状況によって変わっていきます。
状況に応じてサービスできたらいいですよね。
グラス
- グラスは演出を高めるサービス
- グラスは飲み物の味を決めるサービス
- グラスは味わうためのサービス
- グラスはさみしい思いをさせないサービス
- グラスは料理と飲み物を導くサービス
飲み物が入るグラスも考えればこのようなサービス特性があります。
グラスにはそれぞれの役割があります。
飲み物によって変わるグラス。
それもサービスの一つです。
空間のサービスとは?
- くつろぎや癒しを与えるのが空間サービス
- 安心をもたらすのが空間サービス
- 人と波長を合わせるのが空間サービス
結局のところ飲食店のサービスとは?
このように考えてみるとあるものですね。
ただ料理を作り、運ぶだけではなく、このようにして考えると仕事の考える次元が上昇し、より高いレベルで仕事ができるようになると思います。
ここで結局、飲食店のサービスとはなんなんか?まとめてみます。
- サービスはお客様の欲求を満たすもの
- サービスはお客様にとって気の利いたもの
- サービスはあなたが認知するもの
このように飲食店はお客様に対して「サーブ」するものです。
そのためにはちょっと深い考察をすることで、違った景色が見えてくるようになります。
あなたはどれくらい意識しますか?