ここでは、主に専門学校の求人募集項目に書く項目において、
どのように書いていけばいいのか一つの目安として書いたものです。
スタッフの育成は、求人雑誌や求人票からだけではわからない、
あなたの店におけるスタッフのキャリアを積む道を示すものです。
また面接時においても口頭だけでは相手は把握しきれない部分もあるかと思います。
そこで明確なスタッフ育成を考え求人に役立てようというものです。
その目的は、あなたの店が段階的に計画的に従業員に期待されていることを、スタッフがあらかじめ把握することで、
現場との方向性や行動指針のミスマッチを防ぐものです。
これは学校で学んだことや、これまで経験してきたこと、あなたの求める人物像や仕事内容、
行動指針を相手とのギャップを少しでも埋めるために必要なことかと思います。
これは3年以内の早期離職を防ぐとともに、あなたの店への就職活動や就職後の仕事に対して
より意欲的に取り組むことを目的としたものです。
つまり採用者側と求職者側での明確なビジョンを持ち「それが一致する」ということが必要だということです。
お互い「こんなはずではなかった」を防ぐために考えておきましょう。
特に専門学校などの生徒は自分の将来についてどのような展望が見込めるのか興味があります。
また、あなたの店が相手に求めていくもの、相手が意欲的に取り組むことができる環境をを明確にすることです。
これが明確になると働く相手にとっても、あなたにとってもより良い関係が生まれるのではないかと思われます。
それはなぜかというと、そこにはちゃんとした目的があるからです。
目的があるのは理由があるので、その理由も書く必要があります。
理由がわかれば求職者も理解でき、行動指針に結びついていきます。
そこで今回は飲食店のスタッフ育成計画に沿って求人募集の書いていく項目を考えていきましょう。
考えていく項目は以下からです
~人物像~
・求めるもの
できるだけ入社する人物の能力や資質、価値観を書いてください
・理由
なぜあなたの店がその人物を求めるのか理由も考えましょう
例)
健康であること、自分の感情をコントロールでき、目標や目的を持ってその仕事に従事し、
遂行でき、ともに仕事をする喜びを感じられる人材を求めます。
飲食店の仕事は一人ではできません。みんなが目的を持って仕事をしています。
そして夢を持っています。
私たちの求める人はそれを一緒に分かち合い歩んでいける人です。
~入社一年目の仕事の内容~
・求められるもの
入社一年目で初めにする仕事はどんなことをするのか書いてください
また、どこに配属され、どのくらい期間を見て、どんな育成していくのかも考えてください
・理由
なぜそのような理由になるのかも書いていきましょう
例)
まずはじめにして貰いたいことは「挨拶です」飲食店とて社会人です。
一般的なビジネスマナーを身につけてもらいながら徐々に仕事を覚えてもらいます。
1年目で身につけてもらいたいのは3つあります。
社会性と自主性と主体性です。
それと同時に仕事も覚えていきましょう。
先輩たちから仕事を教わり、なぜそのようにするのか考える力を養ってもらいます。
1~3か月目・・・環境に慣れる
4~6か月・・・責任を持って行動する
7~10か月・・・考えて行動できるようになる
10~12か月・・・ポジションを任せます。
~入社3年後の仕事と役割~
・求められるもの
3年後に求められる仕事と役割はどんな期待するのか考え、どのような業務に従事していくのか考えてください
・理由
なぜこのような仕事と役割を与えることになるのか、あなたの店の展望と合わせて理由も考えてください
例)
3年後、会社のこと仕事のこと部署全体の役割が理解し、自分で意見も発言し、
時には、まとまった仕事を任せられる、このような仕事になっていきます。
店と共ににあなたが成長し次なる世代の懸け橋になってくれることを望みます
なぜならば私たちの店は次なるビジョンを持って仕事に励んでいます。
その一つとしてあなたの仕事と役割が重要になっていきます。
~入社○○後の職位、職責と仕事の役割~
・求められるもの
入社3年以降、あなたの店がどんな職位と職責を与え、どんな業務に従事しいくのか考えてください
・理由
どのような目的があり職位と職責を与え仕事に従事していくのか理由を考えてください
例)
あなたには夢があると思います。
その夢の下準備をしてもらいます。
例えば店の経営に関わる仕事になると思います。
作り、伝え、売るという商売にとって必ず必要なことを学ぶ場になっていくでしょう
商品開発から集客、マネジメント、スタッフの教育など経営者としての
資質を磨いてもらいながら自分の夢へと近づいていきましょう。
~まとめ~
このようにして専門学校の求人募集項目に書く項目を書いて求人に役立てていきましょう。
そのためにはあらかじめ「スタッフ育成計画」を作成しておかなければなりません。
これはあなたの店の進むべき道によって変わっていくと思います。
スタッフ育成は店の展望と計画とリンクしているということを頭に入れておいてください。
そうでないと育成計画は立てることはできません。
言い換えれば店の展望と計画がないと、育成計画は書くことはできないということです。
だた人がいないから募集するだけでは人は集まりません。
人を集めるには裏付けと根拠が必要です。
また書く内容に嘘はいけません。
嘘になるとスタッフにとって不信感を抱かせる要因になります。
不信感が募ると離職につながります。
その不信感を作る原因は様々ですがそこにはちゃんとした理由があり、結果があります。
それがあることを頭に入れておきましょう。
せっかく入ったのに、スタッフの離職が激しいと、紹介をしてくれなくなります。
そうならないためにも、ちゃんとした計画とあなた自身の行動指針を決めておかないといけません。
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