飲食業界の問題を解決する最低ラインは労働環境にあり。

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飲食業界の問題を解決するものは労働環境にあり。

これが解決できれば求人はおろか、ビジネススキームも構築できてマネタイズもでき、

業界全体、明るい未来が待っているのではないかというお話です。

 

今も昔も飲食業界の労働環境は最悪だと思う

 

今も昔も業界の労働環境は最悪です。

これは20年この業界をやってきた私の感想です。

 

今私が20代で飲食業界に入るとすぐにやめてしまうでしょう。

理由は簡単です。

 

長い労働時間、安い賃金、自分の時間は取れないからです。

これは今も昔も変わりありません。

 

これは今の若い子の気持ちを代弁したものです。

私がもしも、今、若かったらこう思うだろうな~と感じます。

なぜなら夢や希望が持てないからです。

 

 

 

補足説明

業態によってはそうでない職場もあります。

例えば結婚式場の仕事とかは時間は取れます。

労働環境も一般の飲食店とは比べ物にならないほど快適です。

ですが仕事を覚えるのは遅くなります。

これ私の経験からです。

 

 

私が飲食業を20年続けることができた理由

 

私がこの業界に入ったのは、今から20年以上前の話です。

1996年ごろです。

その当時は今と違い外食産業のピークを迎えようとしていた時代で、ピーク時の業界全体の総売り上げは28兆円にも上ったそうです。

料理長になれば給料は50万円とかもらえていた時代です。

夢や希望がありました。

なので、その頃は次々と人も入りました。

後輩もすぐにできました。

後輩もできたから教えないといけません。

教えるのは自分も勉強をしないといけません。

晩教をすると人にものを教えるスキルも上がります。

そして将来の自分に夢を持っていた時代でした。

 

「いつか自分もシェフになって自分の店を持ちたい」

 

そんなことを夢見ながら必死で働いていた時代でした。

夢はいつか叶える!

誰もがそんな希望に満ちた時代でした。

 

(昔も辞める人は多かったですけどね。。。)

 

今考えると将来に希望や夢が持てたからこそ、労働環境が悪くても

仕事を続けることができたんだなと思います。

 

今は昔と違うので人は更に辞めていく

 

今の時代ではどうでしょうか?

競合他社、人口減少、不景気、など様々な要因があります。

特に不景気のあおりの影響が育ちに大きく関係しているのではいなでしょうか?

今の若い人を見ると、これらの要素が当たり前で育ってきたので、将来どうなるのか、

先が見えないままとりあえず仕事につきます。

 

ところが仕事に就くと将来の先が見えないので、

労働環境が悪い、時間がない、勉強しろ、給料が安いでは。。。

辞めていくのは当然だといえます。

 

将来感じる未来に夢や希望がなかったら辞めていきますよね?

 

それだけ今の日本には夢や希望がないのかもしれません。

特に人気の職業が安定感抜群の公務員だというのも納得できます。

 

飲食業界はどうでしょうか?

TVやドラマの影響から飲食業界に就くきっかけはあっても、

その仕事について未来の魅力や希望などどこ探しても見当たらないのが

この業界の現状ではないでしょうか?

これが離職していく原因の一つです。

 

つまり働いていてもおいておいしいところがないのです。

おいしいところがなくて更に労働環境が悪くて夢や希望がなかったら人はやめていきます。

魅力がないと人は求めるものがないからいる意味も感じられません。

 

今の業界は夕方の市場と同じ

 

早朝の市場では人が多く出入りします。

それは,魅力的な品があり、求めるものがあるからです。

ですが夕方になると市場には誰もいません。

商品がないからです。

求めるものがないからです。

 

これはこの業界にも言えることです。

夢や魅力がないのにどうしてこの業界に居続けることができるんでしょうか?

このように昔は今と違って夢があった

今はそんな夢はあるのだろうか?

 

労働環境を改善していくために。。。

 

昨今の飲食業界は長い労働時間に加え、安い賃金、高い離職率など抱える問題はたくさんあります。

本当に時代のせいなのでしょうか?

本当に景気が悪いせいなのでしょうか?

私はもっとほかに考えるべき事があるのではないかと思っています。

 

 

 

※そこには、実はヒントがあるのではないかと思います。

そのヒントとは新規オープンに人が集まる理由にあるのではないかと思っています。

これについては機会があれば調べてみようかと思います。

 

 

  • なぜ長い労働をしなくてはいけないのか?
  • なぜ賃金が安いのか?
  • なぜ高い離職率なのか?

 

これら当たり前だと思っていませんか?

これら当たり前だと思っていたら今すぐ考えを改めていくべきでしょう。

 

別に長い労働時間しなくてもいいようにすることはできませんか?

別に賃金が安いからといってしょうがないと思っていませんか?

最近の若い子はすぐ辞めてしまうと決めつけていませんか?

 

長く働くのが当たり前だ!!

そんなこと当たり前じゃないか!!

事実そうじゃないか!!

 

そう思うかもしれません。

ですが考えてみてください。

 

このような問題になってしまった理由を。。

夢や魅力がないのに、長い労働時間からくる心労の負担、

それに見合わない賃金、それによって繰り返される離職。。。

 

原因はどこにあるのでしょうか?

あなたですか?

それとも周りの環境でしょうか?

それとも、もっと別の問題があるのでしょうか?

 

それらを考えていかないと今後の業界は人手不足に悩まされ、益々将来の不安に歯止めが利かなくなり、

飲食店の経営はできなくなっていきます。

 

これらを解決していくにはまず、労働環境を良くしていくことが最低ラインだと思っています。

 

特に女性は長く働くことで生理不順になってしまうので、なおさら労働環境は改善していくべきだと思います。

以前勤めていた職場の子で若い女性は生理不順に悩まされていました。

 

(2人の社員がいて2人ともそうでした)

 

ですが、それを振り切り仕事に励んでいましたが、このような慢性的な悩みを解決していくことはありませんでした。

このような悩みは会社や務めている職場は解決してくれません。

 

まるで奴隷のように働けと言わんばかりです。

 

それが当たり前のようにまかり通る職場や業界がおかしいと私は思います。

このように長い労働時間は心労ともに年数を重ねるごとに心も疲弊していきます。

 

人は消耗品ではありません。

消耗品ではなく人財です。

財産なのです。

財産を運用するにはそれなりの方法が必要です。

これは資産運用と考え方は変わりありません。

人も同じです。

今後どのように活かしていくのか考えていかないと前に進めませんよね。

 

前に進めていくにはまず、今あるべき労働環境の整備から取り組むべきだと思います。

 

 

改善していくには何が必要?

 

労働環境の整備していく内容は店によってそれぞれです。

考えられることを書いてみました

以下のリンクへどうぞ

 

関連記事

飲食店の労働環境整備をしていくための10項目

2017.05.07

 

 

これを変えていくにはリーダーシップが必要

 

労働環境整備も店の視点ばかりだと、これまでと同じ過ちを繰り返してしまいます。

労働環境整備はいったい誰のためでしょう?

働く人の為ですよね。

そこを魅力的にして作っていくことが大切です。

これは集客よりも大変な作業です。

簡単ではありません。

 

これには長期的、組織的戦略がないとできません。

すぐに結果を求めてしまう人には向いていません。

 

また、すぐに忘れてしまう人は向いていません。

ずっとこのままでいてください。

それが自分が望んでいる本当の自分なんですから。

 

また今までのやり方で良しとする危機感のない人は向いていません。

ずっとこのままでいてください。

自分に跳ね返っていきますから。

 

ですがそうも言ってられない時代がまさに今です。

本気で変えていこうと努力するなら、何か変えなきゃと思うことから始め、

変わっていく具体的行動を示す必要があります。

 

そのために、少しずつ取り組んでいくことが大切です。

そのためには自分の環境で何が足りないか考える必要があります。

私はそこから取り組んでいきました。

そしてそれがわかれば行動に移していくだけです。

 

簡単なんです。

簡単ですが、周りの人は変化を嫌います。

なぜならものすごいエネルギーを使うから嫌います。

ですが、そのエネルギーはやがて結果として表れていきます。

しかし何もしなかったら結果として表れていきません。

 

結果を求めてこそリーダーとして問われるところ

 

結果を求めるなら人を動かすリーダーシップが必要です。

管理する権限よりも、リーダーシップです。

リーダーシップ!!

リーダーシップは皆を導くものです。

 

こっちのほうが今は求められる時代です。

 

管理なんていつでもできるんですよ。

なのに管理者のほうが偉いと思ってる人が多いこと。。。

 

(私の勘違いだったらすみません)

(役職ばかりに気を取られる人が多いと感じるので。。。)

 

名ばかりの管理者よりも勇気ある行動をとれるリーダーが必要です。

そして、今やるべきことをリーダシップを持って取り組み、改善していくことのほうが重要です。

人に何と言われようが、やってみることが大切です。

私もそうでしたからね。

 

何よりやってみないとわからないです。

わからないのはやらないからわからないのです。

 

日本は悪い風習があります。

人は先のことがわからないことはやりたがろうとしません。

結果がついてくることしかやりたがろうとしません。

それは当たり前なのかもしれません。

 

ですが結果がついてくることしかやらないということは、

もうすでにみんながやっているということです。

 

やっているということはそれはオリジナルではありません。

それも悪くありませんが、果たしてそれがベストなのか?

私は疑問に思います。なぜならその店や職場環境、労働環境によって変わってくるからです。

オリジナルって自分で考えていくものです。

 

それらを加味して行動することが求められます。

このような思考が大切です。

変えていく人にはそんな力がある

私はそう思います。

 

それがリーダーシップでありリーダーだと思う。

そして結果的に良くなればいいんです。

過程よりも結果が全てです。

 

そしてやった後の結果を管理していけばいいだけのことです。

 

労働環境の整備をすることで得られる効果と可能性

 

労働環境を整備することで得られる効果はいったいどんなことが考えられるでしょうか?

 

長い労働時間からの解放

 

長い労働時間から解放される場合があります。

長い労働環境から解放されるとどうなるでしょう?

以下のことが考えられます。

 

 

1)人によっては仕事と家庭を両立しやすい職場に変わるかもしれない

2)人によってはやりたい事に費やす時間が増えるかもしれない

3)人によっては新たなキャリアアップに役に立てる勉強に時間を充てることもできるかもしれない

4)人によってはメンタルの改善になるかもしれません。

5)人によっては健康管理に役に立つかもしれない

 

 

労働環境の整備による可能性

 

 

1)合理的な仕事のやり方ができる事で生まれる生産性の向上と仕事の効率化

2)それによる労働時間の短縮

3)空いた時間で本来やりたいことに時間が取れるようになる

4)時間が取れると教育もできる

 

 

などメリットはたくさんあります。

労働環境の整備はこのような可能性があります。

メリットしか感じられません。

デメリットがあるとすればすぐには結果として出てこないということです。

そして重い腰を上げないといけないということでしょうか?

 

まずやるべきこと

 

まず考えることは、「本当に今のこのやり方でいいのか?」と

自問自答し続けることができるか?ということです。

 

そしてそれを改善していく努力をしていけるか?ということです。

頭では分かっていてもなかなか重い腰を上げるのができないのが人です。

ですが昨今のこの業界の状況を見てまだそんなことがいえるのでしょうか?

 

理想はできるだけ短い労働時間で給料が出せて、従業員の満足度(ES)を高めていくことができれば

今後のこの業界の問題を改善できると思います。

 

関連記事

飲食店の経営者は従業員の満足度(ES)を高めるべき

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簡単ではありませんよ。

なぜなら料理を作るのとはわけが違う。

時間と労力、お金もかかるだろうし、意識の改革だって必要です。

 

今の働く環境の見直し

 

今のあなたの職場の労働環境はどうだろうか?

見直していく部分はあるでしょうか?

以下のリンクを目安に考えてみるのもいいでしょう。

 

関連記事

飲食店の労働環境整備をしていくための10項目

2017.05.07

 

今すぐできるところから始める

 

ここで今すぐできそうなものを考えて行動に移していく必要があります。

それには、お金のかかるものと、そうでないもの。

時間が必要なものと、そうでないもの

これらを分けて考えることが大切です。

 

そして計画性を持ってやっていくことが重要です。

それを考えることができて実行に移せる人が労働環境の改善ができる人です。

 

飲食業はただでさえ長い労働時間です。

できるだけ心労の負担を減らす努力も考えていかないといけません。

そのためには労働環境から変えていくべきだと思います。

ずっと同じやり方では、労働環境は整備できません。

 

自分は良くても、他のスタッフにとってどうなのか?

やり方よってはいくらでもあります。

それを今まで見つけようとしていないだけだと思います。

 

私なら、今の自分の働く職場の労働環境を見つめなおし、

少しでも自分への心労の負担を減らす努力をするでしょう。

 

それが結果的によくなることを私は知っているからです。

 

 

補足説明

ビジネススキームを構築し、マネタイズできるように考えながら同時に進めていく

ことが前提です。

売り上げもないのに、労働環境を良くしたって意味はありません。

今よりもっと売り上げを上げていくための最低ラインの手段として、労働環境の整備が必要なことを

頭に入れておきましょう。

でないとその行動は本末転倒です。

 

 

これができれば求人ができるようになる最低ラインが整う

 

労働環境を整備していけば求人にも役に立てます。

求人をしていく魅力を作るにはまず労働環境の整備からでないと

募集要項に書けません。

これらは今後、整備していく必要があります。

これは飲食業界の最低ラインの課題です。

これをまず整備していかないといつまでたっても同じことの繰り返しと考えます。

なぜなら働く人間にとっての労働環境整備をすることで得られるメリットはたくさんあるからです。

それを見つけるのがあなたの仕事です。

別に管理者や上司じゃなくてもいいのです。

変わらない上司や管理者がいる職場にあなたがいれば、それは時間の無駄です。

辞めてしまっていいのでは?と思います。

自分の人生ですから、自分の将来に気を使って生きていきましょう。

 

まとめ

 

今ある労働環境は、根性論で何とかなる場合ではありません。

それでは通用しないことは、時代がそれを物語っています。

そして就きたくない職業ナンバーワンに選ばれる理由です。

 

もちろん根性は必要な場合はありますけど、先の見えない事でいつまでも頑張れるはずもありません。

 

弓矢に例えると、弓矢は放つには弓の弦を引っ張って矢を放ちます。

仕事中はその弓矢をずっと張っていくことになります。

 

これは経験値が少ない若い人ほどその傾向にあります。

なぜならそこには自分の経験していない仕事からくるものと長い労働時間のせいで、

いつまでも弓の弦は張ってられないのです。

張ってばかりだと疲れてしまいます。

そして、その緊張が極限に達してしまったとき、辞めてしまうのです。

このような状況でそんなに長く働くことはできません。

このように根性だけで何とかなる話ではありません。

育ってきた時代が違うのだから。。。

 

今は昔と時代が違います。

自分の時代はこうだったとか。

自分の若いころはこうだったとか。。。

そんなことは今の時代には当てはまりません。

 

いや!!

 

いつの時代も当てはまらないと私は思います

あなたが若いころも昔のやり方は当てはまらなかったはずです。

 

少し極端な例を出します。

戦時中の頃の業務内容と今の業務内容はすべて同じでしょうか?

もしも戦時中の人が今のあなたを見て、「最近の若いもんは」と言われてどう感じますか?

時代が違うからってあなたは思うことでしょう。

 

このように若者も思っているのかもしれません。

このように時代に合った考え方が必要です。

 

それを考えないといつまでたっても労働環境の整備はできないと考えます。

つまり時代に合った労働環境を作っていくことが大切です。

これを読んであなたは何を思うだろうか?

 

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1977年3月広島生まれ。「カレー」と「うどん」が好きです。「カレーうどん」はもっと好きです。その昔、スリランカ人と働いて幅広い視野を持てるようになりました。興味のあることは突き詰めてとことんやる傾向にあります。料理人です。主にイタリア料理とフランス料理をしてました。FBとツイッターからの友達申請待ってます