飲食店のこれって最優先?仕事の優先順位と今やるべき仕事を考えよう[ホール編]

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えっ?今これやるの?もっと他にやることがあるんじゃないの?

という飲食店を長年経験しているとそんな事多々あります。

例えば、オーダーが混み合っているのに洗い物ばかりする人とか、自分の仕事が終わったら直ぐに後片付けをしてしまう人

おいおい!飲食店はチームプレイが大切でしょ・・・

今回はそんな感じのこれって最優先?今やるべきことが他にあるんじゃないの?っていう「飲食店の本当に今やるべき仕事」に

ついてお話をしていきます。

この優先順位は仕事をする私達にとってもお客様にとっても営業中を円滑にこなすための仕事術を記事にしています。

当サイトは主に料理人目線で作られたサイトなので、ホール目線、お客様目線と多種多様な見方があるとは思いますが、

店によってオペレーションやマニュアル化された店ではどうなのか?と賛否両論あるとは思います。

しかし私自身20年この飲食業界に携わり、導き出したある程度のノウハウがあるので、ここに示していけたらと思います。

そしてこの記事を読んで共感を得れたら幸いかとおもいます。

まず営業中での飲食店での優先順位を考えていきましょう。

 

営業中の優先順位の概論

 

この優先順位を考えるうえで営業中は生き物と同じですから、常に優先順位は前後します。

そのことを承知の上、読みすすめていただけたらよろしいかと思います。

また昨今の飲食業界は教育が行き届いていないこともあり、しっかりと教育を受けた人が現場の長に立つことがベストですが、

そうではない人が長として現場に立つことが、しばしばあります。教育を受けていない人・・・

そんな人向けに優先順位を伝えるうえで、ある程度の目安は必要になっていきます。

今一度、自分のやっている仕事を見つめ直し、より良い仕事の環境作りに役立てていただいたら嬉しいです

ここでホールの優先順位と厨房の優先順位に分けてお話をしていきましょう。

キッチン編はこちらです。

 

 

お話するのは一般的な営業時の内容です。

時と場合により前後するので注意深く読みすすめてください。

まずはホールから

 

ホールのやるべき優先順位

 

①料理提供

 

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理由

飲食店だからお客様は料理を食べることを前提で来店されます。なので優先順位の①番目は「料理提供」としました。

これは料理人は「ベストなタイミングで料理をお皿に盛り、お客様に食べてもらいたい」ということもありますが、

お客様目線で言うと、温い料理を召し上がっていただいた方がいいに決まってます。

またパスタとかは時間が経つにつれて麺が伸びてしまうので、特にパスタや麺類は素早くお客様のテーブルに運ぶ事が必要です。

また料理提供で迅速にお客様のテーブルに運ばなければならない料理を以下にランク付けしました。

1位 パスタ、麺類(ラーメン、うどんとか)

 

理由その①時間勝負

麺類の最大の敵は時間との勝負です。料理人はね、ベストなタイミングで料理を出しているんです。でも時間が経つにつれて麺が伸びてしまい、美味しく食べれません。

理由その②クレームや批評につながる

伸びた麺類を提供するということは味が落ち、お客様のクレームや批評につながります。食べログとかのクチコミサイトで店の評判が落ちてしまいますから、ここは迅速に料理提供を行う必要があります。よろしくね♪ホールの皆さん


 

2位 暖かい料理(煮込み料理、ゆでた料理、揚げ物、焼いた料理、スープ)

 

理由は単純です。冷めてしまうからです。美味しくありませんよね?冷めた料理って!

またこんな格言があります。

「女とスープは待たせてはいけない、待たせてしまうと冷めてしまうからだ」

 

 

理由その①室温

温かい料理って大体、料理提供の中盤から終盤に出す料理が大半だと思います。そこで料理提供をする時のお客様の室温を見てみましょう。何度で設定されていますか?冬場と夏場に違いがあるにせよ大体22℃~28℃くらいですよね?その温度だと料理って冷めるの早くありません?暖房がガンガンかかってる室内なら話は別ですが・・・肌が乾燥しそうですね・・(^_^;)

※冬場は温かい料理を先に出すこともあります。

理由その②提供温度

80℃で料理提供するものがあれば、その料理は10分も経てば50℃以下に落ちているはずです。ですので、なるべく温かい状態でお客様に食べてもらいたいから、温かい料理は直ぐに提供する必要がありますよね。また温かい料理は温かいお皿に盛るという配慮も必要です。冷めた料理は美味しくないですからね。でもお客様によってはゆっくり食事される人もいるから冷めてもしょうがない!!と一概には言えないかもしれません。しかし、料理はお客様がお金を出してその商品を買っているのです。私たちは最高のパフォーマンスで料理提供をするということが仕事なのですから、それは怠ってはいけません。


 

3位 ステーキやハンバーグ

肉は特にアツアツでない方がよい場合がある。アツアツだと肉を切ったとき肉汁が出てしまい、パサつく可能性があるから美味しく食べれない時があります。実際にこれを理解していないホールスタッフや経営者は多いです。しかし熱々を売りにしている飲食店の場合は優先順位が変動するでしょう。

4位 冷たい料理(サラダ、冷たい前菜)

2位と対局にある料理ですが、理由は2位の理由とほぼ同じです。冷たいほうが優先順位が低いのはなぜでしょう?それには理由があるんです。考えてください。室温って何度に設定されていますか?夏場と冬場では違いはあるものの、大体22℃~28℃くらいなもんでしょ。そこで料理って時間が経つにつれて常温、室温まで下がったり上がったりしますよね?冷たい料理より、温かい料理の方が室温にもどるのが早いので温かい料理を2位にした理由はここにあるんです。だから冷たい料理が4位にランクされています。しかも冷たい料理って大体料理の先に出されるものですから、食べるのは早いはずです。冷たい料理が室温まで上がるってことは考えにくいので、多少遅れても温度は気になりません。

 

冷たい料理の優先順位

①冷たい麺料理

冷たいパスタやその他麺類などは、しっかり冷やしてこそ美味しいので、少しでも早くテーブルに運びたいですよね。

②サラダ

葉物はドレッシングをかけている場合は味の劣化が早いので、冷たい料理の中では②番に料理提供をしたいですね

③ゼラチンなどで固めた冷たい料理

室温に近づけば近づくほどゼラチンが溶けはじめるので、素早くテーブルに運びたい料理の一つです。

④冷たいスープ

冷たい料理の中でも比較的大丈夫なものが冷たいスープです。常温に戻りにくいですよね。

特にガスパチョやビシソワーズグラスなど、ある程度時間をおいても大丈夫と考えています。


 

 

5位 常温でも大丈夫なもの(生ハム、チップ、ナッツなど)

常温でも大丈夫なもので考えられるものは、チップとかナッツの乾き物でしょうね。常に常温で保存されるから特に温度は気にならないので大丈夫です。生ハムとかのつまみ系も、特に料理提供で優先順位は高くありません。実は生ハムも、ある程度の常温に戻したほうが香りが立って美味しく食べられるから5位にしました。あっしかし、生ハムとか加工肉はイタリア料理ではアッフェッタート(すぐでるもの)として位置づけられているのでアッフェタートミストなどがオーダーで入った場合は直ぐに提供したほうが無難ですね。

以上が料理提供の優先順位です。

 

②お客様への対応

 

ここでお客様の対応で考えられる状況を考えてみよう

・オーダーのお伺い

・追加注文

・会計

がスタンダードな対応と考えます。

またお客様によっては

・料理の食べ方などの質問

・予約や打ち合わせ

などでしょうか?

 

営業中で優先順位の中で2番目に「お客様への対応」が高いのはホールスタッフは、

「ただ料理提供をする運び屋」ではないからです。

 

スタンダードな対応は当たり前ですが、料理の説明や、料理に対する思い、また料理に合うドリンクの提供など

ホスピタリティの高いサービスが求められることもあります。

 

また目配り、心配り、気配りなどが必要です。

お客様の対応といえばこの3点です。

5感で言えば視覚、聴覚、触覚がお客様への対応への最低限必要なことです。

またスペシャリストなら味覚や臭覚も重要になってきます。

 

ワインのソムリエや利き酒をする人などは料理に合う味覚とセンスが必要になってきますので5感全て使わないとお客様への満足のいく対応はできないでしょ?

 

ですので限られた時間内で最高のパフォーマンスをするのがホールスタッフの仕事です。

料理を運ぶ「運び屋」がアナタの仕事ではないのですよ~

ただマニュアル通りやるのが仕事ではありません。

 

アナタのファンを作るのがアナタの仕事!それがお客様への対応に他なりません。

どんな手段でもいいんですよ。

たとえばギャグを言ってみるとか笑

 

いいじゃないですか!お客様を笑わせたって(^-^)

私は料理長をしながらホールに出てサービスを行っていた時があったのですが、

1日に一回はお客様を笑わせようと目標にしていました。

そうすると緊張がほぐれたりしますからね。

 

特に私が料理長をしていた時はリストランテだったので雰囲気が堅苦しい(^_^;)

なので笑わせることでそのギャップにお客様が耐えられなくなり、笑ってくれるんです。なかなか好感触でした。

そうやってファンを作るのもアリだと思います。^^

 

仕事は楽しくしないとね♪

 

これが優先順位②番目の「お客様への対応」です

 

③電話対応

 

時として「お客様への対応」より優先順位が高くなる場合があります。

それが電話対応です。

これは自分や店がコントロールできるものではありません。

あくまでお客様のタイミングでかかってきた電話ですから、このチャンスは逃せません。

電話に出れないってことは、お客様の来店機会を失うに等しいと考えて良いでしょう。

時と場合によっては何よりも優先させる必要があるってことになります。

例えばこんな状況ならアナタはどうしますか?

 

状況①

料理提供をしようとしている時に電話が鳴った

状況②

 

お客様への対応中に電話が鳴った

こんな場合はアナタならどうしますか?

 

答え→私なら電話を取ります。

 

いくら料理がベストなタイミングで出てきたとしても、いくらお客様への対応をしていようとも、電話が鳴るタイミングは

今この時、この瞬間だけかもしれませんよね?

なのでこの時は電話を最優先にします。※クレーム対応の時は別です

料理提供は誰かに任せるか、他のホールスタッフが持っていくか

キッチンスタッフが持っていけばいいのです。←料理人目線で言っています。

 

またお客様への対応は後でフォローを入れれば済むことです。

 

今、優先させるべき行動は「電話が鳴ったら出る」です。

 

飲食店の経営はボランティアではありません。電話は予約や問い合わせの電話かもしれませんので必ず電話には出ましょう。

「飲食店の予約と電話対応の仕方」こちらは後日アップしていきますね

 

詳しいことはこちらに書きました。

 

おいおい!じゃあ電話対応が優先順位が一番じゃないか!!と思われるかもしれません

そんなときは電話に出る人は決めておきましょう。

スタッフみんなが同じ行動をしていたらおかしいことになるのでちゃんと役割分担は決めておくことがベストです。

 

④お客様の案内

 

来店されるお客様をご案内するのもホールの仕事です。

時と場合によっては優先順位が高くなる場合もありますが、私は基本的にひと呼吸をおき、案内するようにしています。

今からお話するのは新規のお客様の場合です。

 

私「何名様でご来店ですか?」

お客様「4名です」

私「確認しますので少々お待ちくださいね」

といった感じにひと呼吸をおきます。

何故ひと呼吸置くのか?

 

ひと呼吸置く理由

 

それはお客様を見て何処に案内すれば一番良いか考えるためです。

私がお客様だったら、他のお客様との距離をあけて案内して欲しい。そんな目線から私の場合は、他のお客様との距離感が大切だと思っているので、奥に案内したら、次は中間点、その次は手前、その次は奥と中間の間にお客様を案内するようにしています。

画像だとこんな感じです

番号は案内する順番です。

 

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やってはいけない案内の仕方

 

人によっては、奥から奥へ順番に詰めるようにしてお客様をテーブルに案内する人もいますが、これはやってはいけない。

奥から奥へお客様を案内する人がいますが、これってホントにお客様の目線なのでしょうか?

ただ単に自分のオペレーションが楽になるためにお客様を案内するのだったら今すぐやめたほうがいいと思います。

だって、もしかしたらお客様によっては「あまり人に聞かれたくない話」だってあるわけでしょ。

これが何も考えずにお客様をテーブルに案内する方法です。

 

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同じ時間帯に満席になるのなら問題はないが、予約や来店の時間がかぶらない場合は闇雲に奥から案内をするのは

他のお客様にとってもよろしくない。

だから他のお客様との距離感は大切にしましょう。

また予約のお客様への案内は、店の作りによって最も良いテーブルがあるはずです。

そのテーブルは基本的に予約のお客様を最優先にし、余ったテーブルを新規のお客様を案内するようにしています。

 

予約のお客様への案内

 

優先順位として変動する場合があるとすれば、予約のお客様は迅速に案内したほうが良いですね。

新規のお客様は他の優先順位の高い仕事をしていたら「申し訳ありません。少々お待ちください」と声をかけてあげましょう。

予約の客様への案内の方が新規のお客様に比べ優先順位が高い、ということです。

 

まとめ

 

  • ①予約のお客様への案内=『店で最も良い席の順番に案内』
  • ②新規のお客様への案内=『店で最も良い席の順番に案内』+『他のお客様との配慮を考えた案内』

 

⑤クレーム対応

 

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クレーム対応は立場によっては最も優先させるべき行動の一つです。

内容によっては大いに時間を割くこともあるでしょう。

こっちに非があるからクレームが起こるのであって、非がなければクレーム対応は起こらないはずですから、

この対応は素早く処理していくことが望まれます。

 

クレーム対応は立場によって優先順位が変わる

 

主にクレーム処理をする立場の地位にある人は

  • 店長
  • 料理長

 

などが一般的です。

しかし、それ以外の当事者が問題となる行動を起こし、クレームに結びついたのなら当事者、

本人に謝罪にいかせる場合もあります。

 

お客様の不安や不満、怒り、があるわけですから、本人が誠意を持って謝罪に向かいましょう。

私はこのクレーム処理でありとあらゆる手段と誠意を使って常連のお客様にしたことがあるんですが、

一つ言えることは、お客様とて、人間です。

サービスや接客の向こうに誰がいるのか考えればいいのです。

機械やロボット相手に仕事をしているわけではありません。

一人の人間を相手にしているんです。

 

ここは自分がされて嫌なことを自分がしてしまった場合どうしたら許そうという気になるか考えなければ、

本当の意味でクレーム処理はできないでしょ?

ここで私の行なったクレーム処理の実例を紹介しましょう

 


クレーム処理の実例

 

あるランチの時に起こった出来事です。

私は当時イタリアンの店の料理長をしていました。

私の仕事はランチタイムに提供するパスタを担当していたんです。

毎週パスタを3種類変更していましたので週によっては創作が入ったパスタを提供することがしばしばありました。

その時は柚子胡椒を使ったアーリオオーリオ(オイルベースのパスタ)をメニューに載せていました。

私は中途半端な味は大嫌いで、どちらかというと味をはっきりさせるタイプなんです。

そこで柚子胡椒のアーリオオーリオは味がはっきりしていました。

人によっては辛いと感じる人もいたことでしょう。

いたんです!!辛くて食べられないっ

というお客様が・・・・

そこでお皿を見てみると、ほとんど残されていました。

ココロの中で・・・(しまったやりすぎちゃったか!!)

これは申し訳ないと思い、どうすれば嫌な思いをせずに、次回も気持ちよく来店されるか考えたんです。

基本的にお客様はお腹を空かせて来店されるということです。

しかし、そのお客様はほとんどパスタを残されていて、しかもランチタイムですから時間がないとのことです。

今から作り直すこともできず、「このままではこのお客様はきっとお腹を空かせてしまうだろう」とよぎったんです。

私はこのお客様にできる最大限のことを考えました。

ランチで提供している焼きたてパンは毎日4本焼いているのですが、そのうちの1/8をお客様に渡したんです。

バターとオリーブオイルを付けて・・・

私「申し訳ございません・・・このままではお客様はきっとお腹を空かせてしまい、午後からの仕事に支障をきたすかもしれません。今できる私の出来るだけの誠意はこれだけです。お腹がすいた時にこれをつまんでください。ホントに申し訳ございませんでした」

もちろんお代はいただきませんでした。

このように自分、自ら犯したミスを、クレームを、自分で処理をしていきました。

この時はただ謝り、お代はいただかないだけではお客様は不満に思ったから、パンを差し上げることでなんとか事なきを得ました

それからはそのお客様は毎週来店されるようになったんです。

クレーム処理の仕方によっては常連様にかわるという好例でした。


 

まっ問題は起こさない方が無難ですけどね。

もし問題が起き、クレームにつながったら、自分が被害者になった気持ちで接することが一番です。

お客様も同じ人間ですからね。

 

⑥お会計

 

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お会計のタイミングはお客様のタイミングです。

しかし急を要する場合でない限り、そこまで優先順位は高くならないでしょう。

そんな時は「少々お待ちくださいね」と声をかけてあげましょう。

待ってくれるはずですからね。

その時のお客様は、料理を食べてお腹は満足しているはずですから、そんなに急ぐ必要もありません。

またカード払いや領収書の発行などは通常の会計と違い少し手間取るかもしれませんが

会計ミスのないように、落ち着いて行動しましょう。

 

⑦バッシング

 

バッシングには2種類あります。

 

  • 次の料理提供をするときのバッシング
  • お客様が帰られたあとのバッシング

 

一つひとつ説明をしていきましょう。

 

・次の料理提供をするときのバッシング

 

これは優先順位の高い料理提供とリンクします。

お客様にとって、テーブルにいつまでも食べ終えた料理の皿があっていけません。スペースが狭くなってしまいますからね。

スペースがなかったら次の料理提供がスムーズに行えません。

優先順位の高い料理提供ができなかったら飲食店として本末転倒です。

 

お客様が帰られたあとのバッシング

 

もしもウェイティングがあるような場合は優先順位は高くなりますが、それ以外はそんなに高くないのが

お客様が帰られたあとのバッシングです。しかし、他にお客様がいらっしゃる場合は、

いつまでも放置しておくと格好が悪いので、手が空いたスキにバッシングすることが大切です。

 

⑧ラウンド

 

ここ最近ちゃんとラウンドしている飲食店を見たことがないのですが、ホールの教育でこのラウンドという概念はなくなったのかな?と思ってしまうくらい全くできていない飲食店が多すぎるような気がします。

それともラウンドという仕事は効率的ではないから、やらなくなったのか?

それはわかりませんが、ラウンドっていう仕事は大切なんですよ。

 

ラウンドとは

 

お客様のテーブルの状況を見て回るという仕事ですが、目で見てテーブルの情報をとってくる、

又はバッシングやお客様への対応につながります。客席が多い店では、この作業は必須と感じます。

テーブルのエリアによって担当分けするのもいいのですが、みんながお客様のテーブルの状況を共有するのもいいと思います。

担当分けすると、どうしてもそのエリアしか見えてこない部分があり、そのエリアばかりお客様が入ってしまうと

従業員同士の仕事のパワーバランスが悪くなってしまう。

経験があるんです。私・・・

その店舗は長い細い店舗だったので客席のセッティングはどうしても長くなってくるんです。

そこで料理を提供する場所から一番遠い場所のホールエリアの担当になると一番遠いんです。

そのホールのエリアを任された時は、人よりも多く歩いてしまいますからね。

そしてそのエリアにしかお客様は入れない・・・

なんで私だけ・・・この時思いましたね。みんながラウンドすればもっと効率よく仕事ができるのに・・・

図で示すとこんな感じです

 

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しかし飲食店の業態によってはエリア毎の担当分けをしたほうが良いし、またそうでない場合もあります。

具体的にどんな業態に振り分けられるのでしょうか?

そしてこのラウンド方式の仕事テーブルエリアごとの担当分けメリット、デメリットをあげてみましょうか。

 


ラウンド方式

 

オススメする業態

 

・席数が多い

・店が広い

・回転率の高い店

いわゆるチェーン店はこういった方式が取られる

 

ラウンド方式のメリット

 

・お客様のテーブル状況をホールみんなが共有出来る

・作業効率が良い

・手分けして仕事が出来る

 

ラウンド方式のデメリット

 

・お客様の対応が十分に行えない可能性がある

・オススメの提案などができない

などマニュアル化された店がこの方式を取ることが多いですね。

 


テーブルエリア毎の担当分け方式

 

オススメする業態

 

・ホスピタリティの高い店

・客単価の高い店

・ホテル

・常連客が多い店

 

エリア毎の担当分けのメリット

 

・顧客情報が得られる可能性がある

・料理やドリンクの提案がしやすく、客単価アップにつながりやすい

・自分のファンがつきやすい

 

エリア毎の担当分けのデメリット

 

・一人ひとりの負担が大きくなる場合がある

・動線によっては一人だけ移動が多くなる場合あり

こちらのエリア毎の担当分けはより高いサービス力が求められます。

しかし、そのぶんお客様に顔を覚えてもらえやすいですね。

 


 

など挙げられます。

必ずしもこのラウンド方式が全ての飲食店に当てはまるわけではありません。

ラウンド=目配りでお客様のテーブルの情報を得れば良いわけですから、エリア毎の担当分けと一緒に時と場合によって組み合わせて仕事すればより良い仕事ができるかもしれませんよね。

 

⑨セッティング

 

セッティングのチェックはお客様をお迎えする前にやっておきべきことです。

このセッティングも2つのパターンがあります。

 

・オープン前のセッティング

・バッシング後のセッティング

が挙げられます。

 

このセッティングの優先順位も時と場合によって順位が変動しますが、

ウェイティングのお客様がいらっしゃる時は迅速に行わないといけませんよね。

このような場合はラウンドの仕事よりも上位にランクされます。

 

お客様が少ない場合、又はいない場合

 

営業中はずっと忙しいわけではありません。(業態によっては常に急がしい店もアリ)

このような場合はオープン前の準備をしっかりして営業に臨んだあとに行うべきことです。

 

①予約帳の確認

 

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予約帳を開いて確認できることってなんでしょう?

変則な予約があれば確認をして、キッチンに伝えておくと当日慌てずにスムーズな営業に望めます。

また事前にホールのスタンバイに望むことができます。

 

・人数の確認

・アレルギーの確認

・予算の確認

・発注の確認

・料理のリクエストの確認

・顧客リストの作成

 

などが挙げられます。

この予約の確認は営業中、忙しい時はできるものではありません。常日頃から空いた時間にチェックをしておくことが必要です。

また落ち着いた営業中でもできることです。しかし、目の前にいるお客様をおろそかにしてはいけませんよね。

 

②衛生

 

衛生管理は店の品質と品格を保つ上で重要な行動の一つです。

考え方はあくまで、お客様を迎えるにあたり、どこをどのように衛生的に保っておくかが、大切です。

営業中に落ち着いた時間があれば衛生をしておきましょう。

 

衛生はやるんならとことんやりたいところですが、営業中はガッツリできるものではありません。

せめてお客様の見えるところだけは綺麗に保っておきましょう。

 

営業中掃除出来るところ

 

・冷蔵庫の中の点検

・製氷機の掃除

・レジ周りの整理整頓

・パントリー内の整理整頓

・シルバー類の整理整頓

・グラス磨き

 

他にもあげればキリがありませんのでこの辺にしておきますが

整理整頓の本当の意味って知っていますか?

 

考え方はお客様にとってどう動けば最も良いか考える事

 

営業中は生き物と同じですから、常に優先順位は変動していきます。

 

上記に示した優先順位はあくまでも目安です

 

「お客様にとってどう動けば良いか」によって常に優先順位は変わってきます

 

ひと組のお客様を満足させるのは比較的簡単ですが、何組ものお客様を100%満足させるなんて絶対に無理な話です。

 

何組もいらっしゃるお客様の全てを100%の内70%でいいのです。

 

70%の満足を得られるように全体を考えながら、優先順位を考えながら「お客様にとってどうなのか?」という

考えをもって仕事に望むことが最適だと私は考えます。

 

そもそも100人いて100人満足する飲食店なんて存在するんですかね?

 

味覚も人それぞれですし、サービスの受け捉え方も人それぞれですからね。

なので70%の中の100%を目指して行くためにこの優先順位は必要だし、変動していくものなのです。

しかし一人ひとりがこれを認識して行動出来るモノではありませんから、ホールには司令塔が必要です。

司令塔の役割を書いた記事がここにありますので、参考にしてみるとよいでしょう。

 

「飲食店は司令塔が絶対に必要ないくつかの理由」

記事は近日公開します

 

まとめ

 

これまで飲食店の優先順位を示した考え方や実践方法が記載してある本は山ほどあると思いますが、

この記事は私自身が20年の飲食業界に携わり得た経験を元に書いています。

 

(料理だけではなく、ホールも体験した上での経験則のもと)

 

また業態によってこの優先順位はかわってくるとおもいますし、一概に全て正しいとは言いませんが、

来店されるお客様にとって最適な行動はなんなのか?という教育がどの飲食店もアルバイトや正社員に行き届いていないのがこの業界の現状であり、

また何を今優先させるべきかを考えるにあたって示した記事となっています。

少しでも参考になり、アナタの働くお店で活用出来たら嬉しく思います。

飲食業界のためシェアしてくださるとうれしいです^^

では

 

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1977年3月広島生まれ。「カレー」と「うどん」が好きです。「カレーうどん」はもっと好きです。その昔、スリランカ人と働いて幅広い視野を持てるようになりました。興味のあることは突き詰めてとことんやる傾向にあります。料理人です。主にイタリア料理とフランス料理をしてました。FBとツイッターからの友達申請待ってます