
食に関する資格は、私が飲食業界に入ってだいぶ増えたと思います。
私はこの業界に入ったのが1996年です。
今からちょうど20年前です。
この20年間でどれだけの食に関する資格が増えたのでしょう。
資格の種類を挙げてみました。
そして外食に活かせる資格が本当にあるのか独断と偏見で見ていきましょう。
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目次
食に関する資格一覧
- 調理師免許
- 食品衛生責任者
- 栄養士
- 管理栄養士
- 栄養情報担当者
- カフェプランナー
- 利き酒師
- ソムリエ
- チーズプロフェッショナル
- ティーインストラクター
- デザートクリエイター
- バーテンダー
- パン製造技能士
- ビアテイスター
- フードアナリスト
- フードコーディネーター
- ふぐ包丁師
- 野菜ソムリエ
- ワインエキスパート
- 家庭料理技能検定
- 菓子製造技能士
- 焼酎アドバイザー
- 製菓衛生師
- 惣菜管理士
- 日本茶インストラクター
- 中国茶認定初級インストラクター
- アクアマエストロ・アクアソムリエ
- カレーマイスター
- コーヒーコーディネーター
- すしエンターティナー
- ホームパーティースタイリスト
- パン屋経営技能資格
- フードマエストロ
- パンアドバイザー
- ベジフルビューティーアドバイザー
- 紅茶コーディネーター
- 食育マイスター
- 調味料マイスター
- 北海道フードマイスター検定
- 和食マイスター
- 食生活アドバイザー
- 調理技術審査/調理技能検定
- レストランサービス技能士
調べてみるとこんなにもありましたね。
以前はこんなになかったはずです。
ちょっとありすぎじゃね・・・て思うのは私だけ?
ちょっとびっくり!!

一部の資格は必要かもしれませんが、こんなにたくさんの資格があっても飲食業できますからね。
そしてこの資格があるとないとでは収入は違ってくるの?
現場目線の本音
数えるだけでも44個モノ資格が存在します。
現場で使えそうなものばかりで、より専門的な知識を有した人がいれば店の売上も向上する?
すればいいのですが、そんなわけないですよね!
ヨーロッパじゃないんだからね。
ここは日本です。
より専門的な資格はありますが、名ばかりの資格ばかりです
こんなに資格があっても、何に対して有効なんでしょうか?
自分の知識の幅を広げるため?
確かにそうです!
お客様に専門的なアドバイスをする?
確かにそうです!
それはもちろんあるでしょうが、直接売上に関係するとは思えません。
店の打ち出し方や継続性で変わってくるんでしょうが、よくもまあこんなに資格があるものです。
資格を持っていても売り上げ向上に結びつかない!?
現場でずっと働いている私にとってはなんの意味もなさないと感じます。
偏見かな(^_^;)
しかし、おそらく現場で働くほとんどの人がそう思うでしょう。
だって私を含め活かし方知らないんだもの・・・。
資格の意味と効力があれば資格を有する有効性は発揮されるでしょうけど、こと飲食業界においては
お客様にとって資格=サービスの一貫
でしか捉えられていないとおもいます。
資格があるから何?って感じです。
残念ながらお客様から「ワオ!あなたすごいね」で終わりです。
資格があるから料理や飲み物の料金の価格が上がるんですか?
って話なんですが
そんなことはないでしょ!
もうちょっとね~
資格を有するからその市場を独占できるくらいのパワーが欲しいところです。
(イヤできないけどね笑)
それが資格に対する価値なのではないでしょうか?
と思ってしまうのは私だけ?
資格があるから特化した何かが出来る!

でも資格=知識ですから、これを活かす手はないよね!
例えばワインソムリエの資格保持者がワイン会を開くと説得力あるし、
利き酒師がお酒の利き酒サービスを行えば説得力がありますよね。
こんな感じで資格保持者は何かイベントや話題性を振りまくことだってできるわけです。
資格を活かす使い道

こんなにもたくさん資格があるのに活かしていない飲食店が多いのでは?と感じます
まあ現場に追われてそれどころではないですけどね(^_^;)
利き酒師とかソムリエとかはお客様に喜んでもらえる資格の要素として認知されてはいますが、
これから挙げる資格はちょっと意味がわかりません。
活かせるのか?と疑問に感じてしまいます。
そして異様な料金の高さですww
↓
受験料283,500円
受験料150,000円
【ジュニアマスター】…133,350円
【マイスター】…155,400円
【シニアマイスター】…357,000円
特に資格取得の際に高額な料金がかかるモノをあげてみましたが、飲食業でこれを活かしている人っているんですか?
これで集客している人いるんでしょうか?
でもね!話題に上がれば一時は集客はできるでしょう。
でもそれだけなのでは?
これだけの料金に見合った費用対効果があればいいのだけど・・・。
結局のところ資格の使い道は自分次第ということなんでしょうね。
現場以外で効力を発揮する資格
飲食業界ばかり目を向けていては資格がかわいそうなので、現場以外で役に立ちそうな資格をピックアップしてみた。
今後の料理人としてのセカンドキャリアを考える上でいいのかもしれませんよね!
【2級】
一次試験
・一般…10,000円
・会員…5,000円
二次試験…12,000円
【3級】
一般…10,000円
会員…5,000円
フードコーディネーターとは
現在、多様化する“食文化”の中で総合的に食をコーディネートする資格です。
フードコーディネーターの主な仕事は商品の提案開発、レストランなどの飲食店でのプロデュースなど
食に関する様々な業務に携わります。
フードコーディネーターは人の根幹的な営みである“食”に対しての資格として注目されている資格です。
合格率
特級…3%
1級…10%
2級…10%
3級…30%
4級…60%
※この合格率を基準として選考されます
受験料各級…7,000円
フードアナリストとは
食に関する専門家としての食の分析、評価などを行なう為の資格です。
フードアナリストの行なう業務は食品メーカーなどと協力し商品開発、レストランの評価、
飲食店のサービスの改善や向上を目的とした調査などを行ないます。
食の多様化の進む中で企業は消費者のニーズを的確に捉える事は非常に重要であり、
フードアナリストは食に関する知識を持っている資格者として注目されています。
受験料150,000円
フードマエストロとは
農業、漁業、流通など「食」に関する全般的な専門的な知識に対して行われている認定資格です。
フードマエストロの活躍する場所は野菜や魚介類などの生産者のマーケティング支援などの地域での活動や、農業生産物を消費者に紹介するなどの活動を行ないます。
フードマエストロは生産者と消費者を繋ぐ為の資格と言えるでしょう。
こちらの資格はローカルではあまり役に立ちそうにない資格でが、なかなか面白いかと思います。
私はずっと外食にいたので少し興味がありますが、実際のところどうなのでしょう?
この資格が有れば料理人としてのセカンドキャリアを積めるのならいいかもしれませんね。
この資格が有れば仕事も舞い込んでくる?
これも自分次第ということかな?
まとめ

飲食業界に対しての資格

イロイロ食に関する資格を調べてみましたが、飲食業界にとっての資格で直接影響がある資格はなさそうに感じます。
つまり資格を保持していても直接は売上に影響なしで主にサービス向上のために得る資格だと言えます。
そしてそのサービスを継続的に行うことで間接的に売り上げ向上につながるのではないかと思います。
だから資格を保持しても有効に打ち出していかないとあまり意味がないってことですよね。
要は自分次第ってところでしょうかね。
セカンドキャリアとして魅力がありそうな資格

食文化が発達していくにつれて様々な需要が増えてきました。
そこで特定の分野に限った資格は今後の飲食業界人としてのセカンドキャリアを構築していく上で
有効なのではないかと、可能性を感じます。
この資格も取得したらどのような活動をしているかによって、変わってくるでしょう。
仕事が取れるか、取れないかは、結局は自分次第です。
まとめ
食に関する資格は沢山あります。
飲食業界で活きてくるくる資格、それを活かす自分、
食に生きる人たちの為の資格、それを活かす自分、
それぞれですが、資格について少し偏見を持っていた私ですが、これからの時代は、知識だけではなく
資格という何か形に残る、誰かに言える物が明確になっていないとダメなのかもしれません。
ほら!人って肩書きや立場で仕事の話をするでしょ。
だから今後の料理に携わっている飲食業界の人たちも、資格を取得して、知識や、視野を広げるっていう意味では
今後の生きる道を探していくのもいいのかもしれませんよね。
だって50歳や60歳になっても現場で働けないでしょ。
ということで食に関する資格のレポートでした
では
( ̄^ ̄)ゞ